光文社
1,000円
320ページ
出版社:光文社(2007/1/24)
ISBN-10:4334933998
ISBN-13:978-4334933999
発売日:2007/1/24
『這い上がれない未来』の続編。世界的な総貧困化とも言える現象を、分析・予測した本である。
単に、全世界的に勤労者(ワーカー)クラスが先進国でも低開発国でも増大する、と言うだけにとどまらない。
今後の世界では、日米欧のような近代国家は少数となり、前近代的な諸国家が多数を占めていく事になるのではないか。
すなわち、近代の光は前近代の闇に吸収され、人類は群雄割拠の新しい中世へと没落していくのではないか。
近代化とは何かを問いつつ、人類の暗い未来を敢えて直視しようとした予言の書である。