芙蓉書房
2,243円
242ページ
出版社: 芙蓉書房(1996/04)
ISBN-10:4829501618
ISBN-13:978-4829501610
発売日:1996/04
本書は、『日本人は今、何をなすべきか』の続編である。
人間存在は、単に生物的な存在ではなく、歴史内的存在(Being-in-History)であり、同時にそれは特定の文明内的存在(Being-in-Civilization)であると論じている。
自らの属する民族の文化・文明に根をはらない人間は、存在論的に無意味である。
伊勢神宮は、世界の環境問題の聖地となるであろうし、靖国神社は、世界の平和運動の聖地となるであろう。日本文明は、生態系の調和に根拠を置く文明であり、大自然(宇宙)の調和に基礎を置く文明でもある。
そこに日本文明の普遍性が存在する。