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【藤井厳喜・解説動画UP】エジプト革命、アメリカの陰謀はあったのか?ー日本のマスコミが報道しない、中東情勢NEWSの見方 (解説動画付)
YouTube版 : http://www.youtube.com/watch?v=d-Ky4Zf9J4Q
ニコニコ動画版: http://www.nicovideo.jp/watch/sm13647493
(※ 是非、動画を拡散ください。)
エジプト革命、アメリカの陰謀はあったのか?
要点1)
チュニジアとエジプトで最後の国家の秩序を保ったのは国軍であった。
軍が独裁者を見離して、銃を国民に向けず国家の秩序を保ったのである。
その点で国軍は国家国民の為に立派な働きをしたと言える。
要点2)
エジプトでは、アメリカはしぶしぶながら最後はムバラクを見捨てて、ムバラク後に影響力を保持しようとした。
反ムバラク運動の中には、アメリカの支援を受けて活動しているグループもある。
イスラム同胞団などのイスラム原理主義者と対抗し、新しく出来る政権を親米化する為に、これらの勢力は今後も活動してゆくだろう。
アメリカは独裁政権を打倒する民主化革命の輸出を公然と行なっており、これは陰謀でもなんでもない。
セルビア、ウクライナ、グルジアにおける所謂「民主化革命」においては、アメリカの影響力がハッキリ見てとれる。
アメリカ政府はこれを寧ろ、誇りとし、これをアメリカ外交の成果として、極めてオープンに宣伝している。
こうした日本のマスコミが報道しない、中東情勢NEWSの見方について、今後も伝えてゆくつもりだ。(来週、また更新予定です)
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昨夜、久しぶりにレイトショーで、映画「ウォール・ストリート」を観に行って来た。
結論から言うと、100点という訳にはいかない、80点の出来の映画であると思う。
一般の映画としては、特に金融に興味のない人がみても、まぁ、面白い映画ではあるだろう。
実は、私が期待していたのは、2008年9月のリーマンショック前後のアメリカ金融界の生々しい動きがかなり克明に描写されているのではないか、ということだった。
その点では、映画はだいぶ期待外れであった。
住宅バブルと、それに連動した金融バブルの発生と崩壊、またCDSという金融商品の危険性等が折り込まれてはいるが、金融界の崩壊を詳細に描いている訳ではない。
焦点はあくまで、主人公のゲッコーと、その娘のフィアンセの人間ドラマである。
TVの映画宣伝の売り文句通りに、「この2時間は貴方の資産(Assets)になる」かは、「?」である。
映画を観る前は、私はこんなシナリオを予測していた。
刑務所を出てきた主人公のゲッコーが、ウォールストリート(米金融界)全体への復讐を果たす為に、知力を尽くし、裏技を用いる。
そのウォールストリート崩壊の舞台となるのが、2008年9月のリーマンショックである。
つまり主人公は、崩壊させる為に、敢えて、バブルの火に油を注ぎ、投機を煽りに煽って、マーケットの自己崩壊を招く、というシナリオである。
ところが映画の実際のシナリオは、これ程、ダイナミックなものではなく、少々肩すかしをくった感じであった。
ただし、今、まさにアメリカで第2次ITバブルが発生しようとしている、その矢先の映画公開というのは、抜群のタイミングである。
人間ドラマを除いたこの映画のメッセージは、どうやら「バブルは避ける事が出来ない」という事であるらしい。
「人間は愚かな生き物で、同じ間違いを繰り返し、繰り返し行なう。」
それが人間の狂気(Insanity)の内容である、と映画の副主人公の若い証券マン、ジェイコブ・ムーアが語っている。
これが結論であるとすれば、まさに今、おきつつある新バブルを予告するような映画でもある。
実際に、今、ワシントン、ウォールストリート、シリコンバレーのトライアングルで仕掛けられつつある第2次ITブームは、実はこの映画以上に醜悪であり、凄絶ではないか、というのが私の印象だ。
映画の中では、主人公ゲッコーは、「次のバブルは、グリーン・エネルギー(代替エネルギー)だ」と度々発言しているが、そうはならずに、次のバブルの主人公は、Facebookに代表されるSNSが中心になるはずである。
年末年始のアメリカの取材や、帰国してからの情報分析を通じて、益々この予測に私は確信を持ってきた。
だとすれば、うがった見方だが、この「ウォールストリート第二作」自体が、来るべきバブルを盛り上げる宣伝の一環とも考える事が出来る。
この映画の中で、バブルの古典的な実例として、オランダの「チューリップ・バブル」が挙げられている。
金融取引の仕組みがどんなに複雑になっても、人間の心理には、一定の法則があるようで、全てのバブルの発生と崩壊の力学は、このチューリップ・バブルに典型的に現れている。
ウォールストリートには、「懲りない面々」が山ほどたむろしている。
ネタさえ揃えば、常に、バブルを演出するのが金融界である。
やがては崩壊すると知りながら、又、再びバブル経済を演出するに違いない。
前回の「ウォール街 (特別編)
」は、80年代のアメリカの金融バブルの最中に公開され、その直後にブラック・マンデーが起きたので、その事も有り、大ヒット作となった。
やはり第一作のインパクトが強烈で、第二作目が決して第一作目を上回る結果にはならなかったと思う。
但し、マイケル・ダグラス演ずる、ゴードン・ゲッコーは相変わらず、魅力ある悪役である。
彼は後悔し、善人になったと想わせながら、やはり全く後悔していないグリード(Greed・欲望)の鬼である。
私などは寧ろ、そこに人間の業と同時に、信念や強さを感じてしまう。
悪人はやはり、喰いあたらため等せずに、一貫して悪人である事の方が美しい。
皮肉な言い方をすれば、日本にゲッコーのような開き直った悪人が一杯多く出てきた方が、世の中ははるかに面白くなるだろう。
やっぱり、孫正義や堀江隆文は、全然、魅力のない中途半端な悪人である。
追記1:
ウォールストリートを舞台にして面白い映画を創る事が難しくなっている理由の1つは、AI化である。
個々の人間が判断を下すのではなく、AIの判断が多くの投資家やトレーダーを動かすようになってきている。
これは1987年の「ウォールストリート1」と今回の「ウォールストリート2」の背景の大きな違いだろう。
ある意味で、業界のAI化の実体は反映されていると言ってよいだろう。
追記2: 「ウォール街 (特別編) 」で描かれた金融バブルは、87年の所謂、ブラック・マンデーで終焉した。
この後、日本の株式市場は、更に89年末まで2年余のバブル経済を満喫するが、やがて崩壊する。
ブラック・マンデーをいち早く乗り越えたアメリカでは、90年代、クリントン政権の時代(93年1月から2001年1月)、特にその後半にITバブルが発生した。
シリコンバレーが持て囃され、IT株が急上昇したが、このブームもやがて終了し、クリントン政権末期は丁度、このバブル崩壊過程であった。
ITバブル崩壊の中で、ホワイトハウスを引き継いだのが、ブッシュ・ジュニア政権であった。
この政権は、株式ではなく、住宅価格高騰のバブルの波に乗って、2004年の再選を果たした。
しかし、06年夏からの住宅価格の下落とこれと連動した2008年9月のリーマンショックによって、バブル崩壊の中でホワイトハウスを民主党のオバマ大統領に明け渡したのであった。
ブッシュ期のバブル崩壊に苦しむオバマ政権は、今また第2次ITバブルの演出を画策している。
追記3: ちなみに「ウォールストリート2」では、金融プロ達のマッチョ文化やスピード狂ぶりを取り上げているが、この点で参考になるもう一つの映画が「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版 [DVD]
」である。
エンロンの起業、発展と崩壊の物語は、バブル経済を研究するものにとっては、格好の事例を提供している。
【お知らせ】
私のアメリカ・ウォッチングの記事が、週明け、8(火),9(水),10(木)に、夕刊フジのコラム・コーナーで連載されます。
「日本はどうなる?オバマ米国の豹変(仮題)」で、今、仕掛けられている新たな動きについて、簡単に解説しました。
是非、御覧ください。
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『春風小僧』
1) 春風小僧が 小窓をゆらす
カータカタ カータカタ
春風小僧が 扉を叩く
トーントン トーントン
春風小僧は イタズラ小僧
赤いスカート 巻き上げる
2) 春風小僧に 絵の具の小筆
サーラサラ サーラサラ
花のパレット 色あざやかに
スーラスラ スーラスラ
菜の花黄色 櫻はピンク
菫の花は 紫に
3) 春風小僧が 仔馬に乗って
ハーイドウ ハーイドウ
春風小僧が 笹舟に乗り
スーイスイ スーイスイ
春の野原に 山から降りて
青い海へと 去ってゆく
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黒猫ノラの【Catch As Cats Can ! 】第2回
※ シリーズ第1回は此方⇒ http://www.gemki-fujii.com/blog/2010/000701.html
ノラ: 最近、GEMKI先生は怠け癖がついて、ブログの更新をちっともしていないので、久しぶりに、おいらが空白を埋めてやるとするか…。
チッ、、ホント、手のかかる、人間だぜ!!
白猫ミャア:
でも、ゲンキ先生は、帰国後も地方出張が続いていて、とっても忙しいらしいですよー。
こないだも、新幹線の中で目覚めたら、一瞬、アメリカ行きの飛行機に乗っているのと勘違いして、「ここ、何処」状態になってしまったらしいわよ。
時々寝ぼけて、いきなりスペイン語で話しかけてくる時あるから、よっぽどくたびれてるのね。
偶には、ノラちゃんも手伝ってあげてね。
ノラ: 「忙しい、忙しい」と言って、おいらが幹事の新年猫会議に顔出さなかった癖に、
他の町の猫祭りでは愛嬌をふりまいて、美味しい焼酎まで猫好き仲間(の人間達)と一緒に呑んでいたという黒ーい噂も入っているんだがニャ…。
ところで、おいらが今日、語りたいのは、あの与謝野馨大センセーの事なんだニャ。
自民党を裏切り、たちあがれ日本まで裏切って、民主党政権の財務大臣に就任した与謝野さんを批難する声は多いよニャ。
そりゃぁー、表面だけを見ていれば、その通りなんだけど、
おいらが永田町の猫仲間から仕入れた情報によれば、真実は全く違っているンだニャ。
白猫ミャア:
最近、世界を動かししつつある「ソーシャル・ニャンとワーク」の事?
益々、注目よね♪
教えて、教えて!
私、後で「にゃんと・りークス」に書きこんでおくから!!
ノラ: まぁ、そう興奮しないで…。
まぁ、与謝野大センセが批難されるのは、当然だがニャ。
だけど「自称・保守派」の日本人の中には、「たちあがれ日本」やその代表の平沼先生まで批難する声があるけど、これは全く考えの浅い勘違いなんだニャ。
白猫ミャア:
えぇ、どうして、どうしてニャァ。
シュッ、しゅぷれひこーーーる! だっけ?
ノラ: じゃ、なくって…。
そう何でも脊髄反射で興奮しやすい、単純な頭じゃ、真実は見えてこないニャ。
実は、与謝野大センセは、平沼代表が民主党政権を沈没させる為に放った「人間魚雷」なんだニャ。
今や、「人間魚雷」が巨大空母「民主党菅政権」に命中して、流石の巨大空母も今や急速に沈没しつつある!って訳さ。
何しろ、与謝野大センセーは、財政再建の増税派だから、この不況の最中に、消費税率アップを言い始めて、民主党支持率は与謝野さんが張り切る度に、急降下してるんだニャ。w
御本人は、「国士様」か「HERO」のつもりで、悲壮な決意で発言しているんだろうけど、周りから見ると、お笑いだニャwww。
つまり、与謝野大センセーが頑張って、張り切れば張り切る程、国民の民主党離れは進んでいく訳だニャ。
全く、天然工作員そのものだニャ。(笑)
こんな天然工作員の破壊分子を何を勘違いしたか、抱え込んでしまった菅直人首相も、相当な脳天気だニャ。
民主党の反菅派の人は、「何であんな奴を財務大臣にしたんだ!
これじゃ4月の地方選挙はボロ負けだよ!」と、地団駄踏んで悔しがっていたよ。
やっぱり「ペット増税」なんて言い出していた民主党の、猫の祟りだニャ。w
それにしても、大きな包容力で、与謝野大センセーを自民党から引き抜いて、最後は巧く操って、その気にさせて、タイミングを見計らい、民主党政権破壊の為に、菅内閣に送り込んだ、平沼先生の大策略には、流石のおいらも驚いたゼ。
勿論、平沼先生は、そんな事はおくびにも出さず、与謝野大センセーが勝手に「たちあがれ日本」を離れていったというフリをしているけれど、やっぱり大役者は違うね。
最高の策略を実行しておいて、その策略の跡すら残さずに、知らんぷりをしているというのが、超一流の戦略家なんだニャ。
そもそも、たちあがれ日本の結党の目標の1つが、「民主党政権を破壊する事」だったんだニャ。
「たちあがれ日本」は小さな党だけど、見事にこの目標を達成しつつある!
平沼先生の大戦略には、流石のおいらも舌を巻いたゼ。
しかも、策略を策略と思わせないところが、超一流だニャ。
「大賢は大愚に似たり」なんて諺があるけれど、今の状況にピッタリかもしれないニャ。
与謝野大センセーの方に捧げる諺があるとすれば、「策士、策に溺れる」という諺だニャ。
今や、巨大空母民主党の中で、与謝野人間魚雷は大爆発!
火薬庫にも火がまわって誘爆し、今や、沈没寸前!
まぁ、西洋の歴史で言えば、「トロイの木馬作戦」というのもあったし…。(笑)
最強の自爆兵器になってしまったという訳だニャ。
白猫ミャア: うわぁー凄い!凄い! し、、知らなかった♪
「にゃんと・リークス」に早く報告なきゃぁーーー!
ノラ: こんな程度で驚いていたらダメだよ!
実は、まだ、おまけがあるんだよ。
日本経済を悪化させて、内閣の支持率を急降下させる、もう一人の「天災(才)」秘密兵器を菅内閣は抱え込んじゃっているんだよ。
白猫ミャア: そ、それって誰?
ノラ: ふふッ、言っちゃっていいのかニャ。
御高齢にもめげず、官房副長官に就任して、これまた「ヤル気満々」の藤井裕久さんが、その人さ!
この人は、大蔵省出身の財政再建派で、増税の為に、とにかくヤル気満々なんだニャ。
藤井副官房長官には、誰にも負けない凄い実績があるんだニャ。
彼が、細川内閣の大蔵大臣になった時(93年8月)と、鳩山内閣の財務大臣になった時(09年9月)、その直後から、日本経済は急落して、株価も真っ逆さまに下がっていったんだニャ。
誰も敵わない、最凶の破壊実績だニャ!
それはGEMKI先生と渡邉哲也さんの共著『日本はニッポン! 金融グローバリズム以後の世界
』の298から301ページ「黒いセーロン: 日本経済悪化の最大の戦犯は、藤井裕久元財務大臣」という特集コラムの中にグラフ入りでシッカリと詳しく出ているので、見れば皆んなも真っ青になるニャ!
念の為!
白猫ミャア:
民主党支持者の人達にも教えてあげたいような情報ね!
黒ノラ : ところで、与謝野大センセーは、あの有名な歌人、与謝野晶子さんの御孫さんなんだよニャ。
与謝野晶子さんには、日露戦争に出征する弟に贈った「君、死にたもうことなかれ」という有名な詩があるんだけどニャ。
歴史教科書にも出てきたような、有名な詩だニャ。
このパロディーを、おいらの猫の友だちが、「にゃんと・リークス」に投稿してくれて、流行っているので、ここで紹介しておこう。
【与謝野センセー、 君、死にたまうことなかれ】
君、死にたもう ことなかれ
あぁ与謝野さん 君を泣く
ガンに身を病む 君なれば
枯れたる声を なお枯らし
街頭演説 哀れなり
君、死にたもう ことなかれ
名門生まれの 君なれど
東京一区は 激戦区
心なやまし 身を削り
ガン病むまでに 努めしが
政治の道の 厳しさよ
君、死にたもう ことなかれ
(作者: 詠み猫しらず)
ノラ: 与謝野大センセー、どうぞ、御身体をお大事に。
白猫ミャア: 中華丼、シッカリ食べて、頑張ってくださいねー。
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私は有料制の会員制情報誌を1982年以来、発行し続けている。
以下に紹介する記事は、昨年、有料情報誌ケンブリッジ・フォーキャスト・レポートに発表した論文からのものである。
現在、最も注目されているエコノミストであるヌリエル・ルービニ教授のバック・グラウンドを紹介したものである。
ルービニ教授は今後、益々、注目されてゆくエコノミストである。
しかし彼の発言の真意を読み説くには、彼のバックグラウンドを理解する事が不可欠であろう。
既に発表から半年の時間が経過したので、有料情報誌の論文から一部を敢えて公開する事も、購読者に対する背信行為にならないであろうと信じて、そうさせて頂く。
(別の観点から、拙著『日本はニッポン! 金融グローバリズム以後の世界
』末章でも解説したので、そちらも参考にして頂きたい。)
ルービニ教授は未だに日本では、一般的な有名人とは言い難い。
しかし彼の発言は世界的に大きな影響力を持っている。
イラン生まれのユダヤ系であるルービニ教授は自らが称するように、「グローバル・ノーマッド(地球的遊牧民)」である。
ルービニ教授の特異性は、そのバックグラウンドを知って始めて理解できるものである。
以下を参考にして頂ければ幸いである。
注目される経済学者、ヌリエル・ルービニ教授のバック・グラウンド
要旨: ルービニ教授は「グローバル・ノーマッド(地球的遊牧民)」としてのユダヤ人である。
彼のアイデンティティーの基本はここにある。
● 彼のTwitterのアドレス; Nouriel Roubini http://twitter.com/Nouriel
1) リーマン・ショックを2年前に予測した人物
最近、ヌリエル・ルービニNY大学教授が、アメリカを中心に世界的に注目されている。
ルービニ教授が有名になったのは、2006年9月にアメリカの住宅価格下落を引き金とする大規模な金融危機が到来する事をIMFに対して警告し、この予測がズバリ的中したからである。
アメリカの住宅市場がバブル化しており、それが崩壊するという予測は、既に2005年に表していた。
2008年9月のリーマン・ショック以降、「世界的金融危機をいち早く予測したエコノミスト」として、同教授は多くの注目を集めるようになった。
今や、欧米のメディアでは、ルービニ教授は経済予測の第一人者と見なされており、今日、同教授は世界で最も影響力のあるエコノミストである、と言っても決して過言ではないであろう。
アメリカの外交政策専門誌『フォーリン・ポリシー』は、ルービニ教授を世界で最も影響力のある100人の知識人の第4位に上げている。
ルービニ氏は純然たる学究肌の人物ではなく、現実の経済政策運用にも関係を持っており、多くの国の中央銀行や財務省にも広範な人脈を有している。
同氏の著作が昨年、日本でも刊行された。
『大いなる不安定
(CRISIS ECONOMICS)』ヌリエル・ルービニ、スティーブン・ミーム・共著、ダイヤモンド社・刊 2100円
※ 共著者のミーム氏は歴史学者である。
2) ミズラヒ・ユダヤ人としてのグローバルな視野
ルービニ氏の発言や行動をどのように評価するかは、今後の日本企業や日本政府にとっても重要なファクターになってくる。
同氏の思考経路を理解する為に、彼のバック・グラウンドを明らかにしてみよう。
ルービニ氏は自らを「グローバル・ノーマッド(地球的な遊牧民)」と称している。
彼は、確かにその履歴からして、グローバル・ノーマッドと呼ばれるにふさわしい人物であるが、最も注目すべきは、彼がミズラヒ・ユダヤ人であるという点である。
▲世界中のユダヤ人は、その出身地から主に、3系統に分類されている。
1.セファルディ、2.アシュケナジ、3.ミズラヒ、の3系統である。
1.セファルディは、西暦紀元前1世紀、スペインに移り住んだユダヤ人達の子孫である。
彼らは、コロンブスがアメリカ大陸に到達した1492年発令されたにスペインからの追放令により、地中海全域に離散し、その多くはトルコ帝国に移住する事となった。
コロンブスの第1回航海に参加した乗組員の約3分の1は、新大陸に新天地を求めようとしていたセファルディであったと言われている。
スペインを追放され、アジアに向かった一群のセファルディが存在した。
このセファルディの中には、後に大財閥となったサスーン家やカドゥーリ家がある。
彼らは、イギリス帝国の東洋進出と共に、インドを経てシンガポール、上海、香港に拠点を築いて財を成した。
セファルディの語源は、ヘブライ語で「スペイン」の事を「セファラド」と呼んだ事に発している。
2.アシュケナジとは、西暦9から10世紀にパレスチナからヨーロッパ、主にドイツを中心とする中央ヨーロッパへ移住したユダヤ人の末裔である。
彼らは14世紀以降、主に東ヨーロッパへ移住し、19世紀の半ば以降、北アメリカにも進出する事になる。
今日、アメリカに在住するユダヤ人の多くはアシュケナジである。
ちなみにアシュケナジとは、ヘブライ語で「ドイツ」を意味する。
また彼らの間で日常語として広汎に話されているイディッシュ語は、ドイツ語圏のユダヤ人が造り出した言語であろう。
3.ミズラヒは単純化していえば、イスラム教圏に拡散したユダヤ人である。
ヘブライ語で「東」を意味する言葉である。
彼らは原住地のパレスチナ地方から、東は現在のチリやイラク、イラン、アフガニスタンに渡る地域に拡散した。
名前に反して、西に向かったグループもあり、彼らは現在のモロッコ、アルジェリア、リビアなどの地中海南部地方に展開した。
一部はイエメンや南インドにも移住している。
ミズラヒは11世紀以前には、世界のユダヤ人人口の半分を占める程の多数派であったが、それ以降、勢力が衰退し、今日では3系統のうち、最も小さな集団となっている。
ミズラヒの居住地域は今日、その大部分がイスラム教圏となっている。
1948年のイスラエル建国以降、これらイスラム諸国では、ユダヤ人迫害が激しくなり、その大部分がイスラエルへ亡命している。
今日、この地域におけるミズラヒ共同体は極めて衰退しており、その中の最大のものが意外な事にイランに存在する約3000人のグループである。
ちなみに、イランの国会には、1名のミズラヒ・ユダヤ人の国会議員が存在する。
1979年のホメイニ革命以前、即ち、パーレビ国王時代に、イスラエルとイランは極めて友好的な関係にあった事は忘れてはならない。
▲ルービニ教授は、この珍しい、ミズラヒ・ユダヤ人の1人である。
彼は、1959年にトルコのイスタンブールでイラン系ユダヤ人の両親から生まれている。
2歳の時、家族はイランのテヘランに移住し、その後、同氏は大学を出るまでの教育を主にイタリアで受けている。
彼はイタリアのミラノにあるボッコーニ大学を1982年に卒業し、その後、ハーバード大学で経済学博士号を取得しており、現在はアメリカ市民である。
しかし、彼はその間、1年間、エルサレムのヘブライ大学でも勉学をしている。
彼はヘブライ語、英語、イタリア語の他に、ペルシャ語(イランの国語)にも堪能である。
その経歴からすれば当然のことであろう。
▲そもそもルービニ氏は、発展途上国の経済の専門家である。
彼がリーマン・ショックに始まるアメリカ金融危機を予測できたのは、それ以前における発展途上国経済のバブル発生と崩壊のパターンをよく研究していたからである。
つまり、「過剰な外国からの借り入れによる経済のバブルが発生し、そして崩壊する」という発展途上国の失敗を、より巨大な形で繰り返そうとしているのがアメリカ経済である。
ルービニ教授はそのような単純なアナロジーを直感して、アメリカ経済の破綻を予測したのであった。
▲先進国経済のみに偏らない、途上国経済をも見渡す広い視野が、同氏の予測の根底を支えている。
これは正に、ミズラヒ・ユダヤ人としてのグローバル・ノーマッド的な視野が彼の長所となっている事を物語っている。
3)米・民主党系エコノミストとしての強み
ルービニ氏の強みの1つは、氏がアメリカ民主党に広い人的ネットワークを持っているところである。
彼はIMFからFRB、世界銀行、更にイスラエル中央銀行等で幅広く経済政策の実践的な研究を行なってきた。
また、米・ビル・クリントン政権の時代に、シニア・エコノミストとして大統領経済諮問委員会に加わり、後に米財務省に移っている。
この時に、国際問題担当財務次官であったティモシー・ガイトナーのアドバイザーとなっている。
ガイトナーが現財務長官である事は言うまでもない。
彼と民主党クリントン政権を繋いだのは、ハーバード大学のラリー・サマーズ教授とジェフリー・サックス教授の2人である。
共に、ユダヤ系で民主党支持のエコノミストであり、現実の経済政策とも深い関わりを持っている。
ルービニ氏自身、この2人が自分のロール・モデルであると公言している。
▲ルービニ氏がマスコミの注目を集めている理由の1つには、明らかに、氏が米民主党系のエコノミストであり、現ガイトナー財務長官と親しい事があげられる。
そればかりでなく、彼は自らコンサルティング会社も経営しており、(http://www.roubini.com/)
先進国は元より、発展途上国の中央銀行や財務省関係者にも幅広い人脈を有している。
理論家であると同時に極めてジャーナリスティックなセンスを持ち、極めて行動的な人物である。
統計数字で全てを判断するのではなく、当該国に赴き、その国の雰囲気や現場の感覚を十分に重視しながら判断を下すというのが彼のスタイルである。
加えて、彼はニューヨークでも有名な社交家であり、ジャーナリズムやマスコミとの関係も極めて巧みにマネージメントしている。
これが彼のマスコミ露出度が急上昇してきた陰の理由でもあろう。
▲ルービニ氏は、ユダヤ系ではあるが、ネオコンのような視野の狭いタカ派ではない。
自ら言うように、グローバル・ノーマッド(地球的な遊牧民)として、極めて広い視野を持ち、発想も柔軟である。
イスラエルに居住した事もあり、イスラエルへの忠誠心はあるが、極端なタカ派ではない。
エコノミストとして、コンサルタントとして、アラブ諸国やイスラム教国とのリーダーとも、話し合いの出来る人物である。
そして、発展途上国の現実にも精通している。
今日、グローバルな経済の予測を行なう為には、途上国の経済的現実を熟知している事が不可欠である。
また、米民主党に深い人的ネットワークを持ち、オバマ政権やFRB中枢とも良好な関係にある。
以上のような点を総合的に考えれば、彼がアメリカのマスコミの寵児となった事には容易に納得がゆく。
彼の発言は上記のようなファクターを全て統合した形から生まれて来る。
▲彼がイラン系ユダヤ人を両親に持っており、ペルシャ語に堪能であるというのは極めて注目すべき点である。
イスラエルもアメリカも、今後、長い間、イスラム教諸国とは、好き嫌いに関わらず、関係していかなければならない。
経済面においても、国防面においても、アラブと一線を画しているイラン(ペルシャ民族)とトルコの動向は、極めて重要である。
謂わば、両国に土地勘を持っているルービニ氏の予測や見解は、その意味で今後とも極めて重要になって来るであろう。
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