4月18日発売の別冊宝島の最新号
『環境バブルで日本が変わる』(880円)の座談会に私が登場します。
金融ジャーナリストの山本伸さん、未来学者の浜田和幸さんとの座談会である。
オバマ政権で、いわゆる『グリーン・ニューディール』によるニュー・ビジネスが急拡大しそうだが、その可能性について言及した。
今、世界の金融界の一部は、CO2排出権ビジネスのバブル化を狙っている。
この派のチャンピオンが、ゴア元米副大統領である。
この座談会記事は、2部構成の、かなり密度の濃い対談内容になっていると思います、是非、御期待くださいませ。
尊敬する西部邁先生から、
『サンチョ・キホーテの旅』(新潮社)と、
『だからキミの悩みは黄金に輝く』(ジョルダンブックス)
の2冊の御著書を頂いた。
前者が、自叙伝風エッセイ、後者が人生相談の書である。
2冊とも、西部節サク烈で、深い含蓄がありながら、大変面白く読める。
自伝を読むと、なるほど、こういう方だからこそ、こういう人生相談が出来るのだなぁと納得する。
2冊まとめて読まれる事をお勧めしたい。
今や世界は、単に不況対策のみならず、ドル基軸通貨体制に代わる新しい通貨・金融体制を作り直さなければならない局面に入っている。
つまり「ブレトンウッズ2」が必要なのだ。
しかし、思惑の違いから、そのプロセスにさえ入れない内に、G20は終わったようだ。
円の国際化を進めるチャンスである。この事を一番よく知っているのは、ライバルのシナだ。
シナは、円を封じ込め、人民元を東アジアの共通通貨にしようと、たくらんでいる。
神奈川大学のエクステンション講座、『経済危機の基本構造 ―具体的対応策へのアプローチ―』
が開催されます。
URL http://www.ku-portsquare.jp/lec_economy/lecture/lec_ku_e01.html
開講期間 ; 5/ 8から7/10 金曜日 全10回 19:00-21:00
申込期間 ; 3/10(火)から4/23(木)
となっております。
私も2回の講義(第3回目の5/22(金)と第4回目の5/29(金))を担当いたします。
【 内容 】
昨年秋以降、金融バブルの崩壊を契機として100年に一度と言われる経済不況が、またたく間に世界中をおおった。元来、日本経済の発展には、ものづくりに強いと言われてきた日本企業の、実物経済部門での活躍が大きく貢献してきた。しかし、いかに優れたものづくりの技術も、企業資金の円滑な流れなくしては機能しない。
一方、一時代の繁栄を謳歌したアメリカを中心とする金融経済は、実物経済への投資を促進する歯車を失っていたと言えよう。実物経済とマネー経済の創造的なあるべき相互作用を、両者の興隆と衰退の歴史を通じて考えてみたい。またあわせて、政府の経済政策と民間企業の自助努力との相互作用についても、あるべき創造的な関係について考えてみたい。
【特色】
現代の日本経済を中心としつつも、世界の経済発展を近代産業社会の成立・発展期に遡って概観し、今日的な問題の特徴をあぶり出してゆく。多少基本的な経済理論に言及しながら、現実問題の要点をわかりやすく解説することを中心に進めたいと考える。しかも、対応策の探索にあたっては、政府レベルのマクロ的な議論ばかりではなく、民間企業としてまた一消費者として、いかに応ずるべきかといったミクロ的な視点を失わぬように心がけたい。
【講座日程、概要】
第1回 5/ 8(金) 講師 ; 小山 和伸
金融不況概説、金融バブルの発生と崩壊メカニズム、パックス・アメリカーナの現状と将来
第2回 5/15(金) 講師 ; 小山 和伸
不況対策論争の要点、ケインズ VS ハイエク
第3回 5/22(金) 講師 ; 藤井 厳喜
アメリカ発の金融危機、その基本構造
第4回 5/29(金) 講師 ; 藤井 厳喜
資本主義は生き残れるのか、日本の取るべき対応策を探る
第5回 6/ 5(金) 講師 ; 平澤 泠
産業振興の政策ビジョンを探る
第6回 6/12(金) 講師 ; 平澤 泠
科学と技術、そして市場をつなぐロジックを探る
第7回 6/19(金) 講師 ; 小山 和伸
日本の経済発展プロセスの特徴、A. ガーシェンクロン・モデルを中心としつつ倫理学的企業モデルの有効性
第8回 6/26(金) 講師 ; 小山 和伸
ものづくり日本を支える技術革新、戦略的アプローチの重要性
第9回 7/ 3(金) 講師; 小山 和伸
政府の役割と現状、あるべき将来像を考える
第10回 7/10(金) 講師; 小山 和伸
苦境をいかに生き抜くのか、リーダーシップ哲学への誘い
是非、神奈川大学みなとみらいエクステンションセンターHPより
お申し込みくださいませ。
URL; http://www.ku-portsquare.jp/lec_economy/lecture/lec_ku_e01.html
主催:神奈川大学
この件のお問合せ先 : 生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
メールでのお問合せ先; info@ku-portsquare.jp
資料請求フォームのページ
今週は、更に株式が急落するだろう。
アメリカではGMが倒産させられるかもしれない。
法律的にはともかく、事実上はもう、潰れている会社である。
日本でもアメリカでも、失業者が急増するのはこれからである。
アメリカの失業率は08年12月に、7.2%だったが、09年の12月には、最低でも5%上昇し、12.2%以上になるだろう。
悪ければ信増の14%台も有り得るだろう。
日本でも(政府が既存の景気対策しかやらなければ)失業率は来年の今頃は10%前後になるだろう。
10%を越えると、社会のモラルの崩壊が酷くなってしまう。
秋葉原の無差別殺人のような事件が増えるはずだ。
自分のjob security (雇用確保)が第一になる。
今、打つべき手を全部打たねば、後悔する事になる。