4月8日の夜に帰国したが、いまだに時差ぼけが残っている。
人によっては時差ぼけが全然無いという人もいるので、まことにうらやましい。
私はアメリカやメキシコとの往復では、酷い時は丸々2週間くらい時差ぼけが残る。
昨日、4月13日は拓殖大学の国際関係論の授業の第1回目があった。
第1回目なので、講義全体のオリエンテーションのような話をして終わった。
ちょうど、帰りに、「新しい歴史教科書を作る会」の藤岡信勝先生とお会いした。
作る会の新しい歴史教科書の一般書籍としての販売戦略について、立ち話をしながら少々ご相談を受けた。
現在の書籍販売の競争のすさまじさは、一般の多くの著者の想像をはるかに超えるものである。
いまや、ビジネス書というジャンルだけで、「1日」平均300から多い時だと500冊が発売されるという、15年前には考えられなかった超過当競争が常習化してしまっているというのが活字の世界の現状である。
約10年前に、出版大不況、大淘汰の時代が一つの波として訪れたのだが、
それ以後、特に、日本の書籍流通、書籍の世界の流れ、文化的なもの、常識は大きく様変わりしてしまったように感じられる。
私は、1984年がデビュー作の出版であったが、この当時には考えられないような事ばかりが業界全体に起こっており、これは出版界だけでなく、特に近年は、書店業界も歴史的に大きな変化を余儀なくされる厳しい状況が起こっている。
社会経済の大不況とも合わさり、今年はまだまだ書店業界の「淘汰と統合」の波は加速的に続くだろう。
私がデビューした80年代は、「書籍は1日平均80点から100点も出て、大変な世の中だ」と、
それで言っていられた時代であった。
特に、この『ドンと来い!大恐慌』が発売された、3月というのは、ビジネス書、経済書は超激戦期間といわれ、書棚の奪い合いはまさに「仁義なき戦い」であると感じられる。
その中であっても、本当に大切な、より多くの人たちに伝えなければならない情報、メッセージを確実に届けるのは、実に困難な作業でもある。
本日、午後は、警察大学校で講義をする予定である。
そして夜は、私の地元で、インテリジェンス関係の勉強会がある。
メキシコの自宅では、ウサギを飼い始めていた。
庭はそこそこの広さで、親類からもらった白1匹、黒1匹のウサギである。
滞在している1週間は、私がエサ係であった。
2匹とも仲良しで、カワイイものだ。
次女の娘(大学1年18歳)にウサギの名前を尋ねてみた。
ペットとして飼っているのだから、名前ぐらいはあるのだろう、と思ったのである。
娘のハナコはニコニコして中々こたえない。
「是非、教えてくれ」と頼むと、こう言った。
「ブッシュとオバマだよ!」
一同、大笑い。
中々いいネーミングだ。
『怪人二十面相』、これは楽しく見られる映画だ。
これも、4月7日から8日のJAL011機内で見た。
何より、物語の時代設定が気に入った。
「大東亜戦争は回避され平和だが、階級社会化が進んだ昭和24年」というのがこの映画の時代背景である。
大日本帝国は健在で、その帝都=東京での物語である。
ストーリーの面白さでは、怪人二十面相の正体は、実は明智小五郎だったというところに尽きる。
しかしその他にも、エンターテイメント(娯楽性)に富んだ見所が幾つもある。
エジソンのライバルであった、ニコラ・ステラという天才発明家の話も絡めてある所など、大いに気に入った。
「もし戦争が回避され、大日本帝国が健在ならば・・・」という仮説=時代設定の下に、いくらでも面白い物語が書けるだろう。
また、こういう発想は、未来の有得るべき国際秩序を構想する上でも、大いに役立つ。
たとえば日本を中心とする、自由アジアの経済共同体を構想するならば、それは大東亜共栄圏に極めて似てくるだろう。
日本経済は、今日も、資源と(工業製品の販路としての)市場の確保を必要としている。
それこそが日本の平和と繁栄の基礎である。
4月5日、北朝鮮が、日本列島を越えて、また、ミサイル実験をやってくれた。
実行には実行を以って報いるのが、国際政治の世界のルールであり、常識である。
“国際政治の常識”からして、日本が取るべき、“ひかえめな方策”は、日本から北朝鮮上空を通過し、黄海に着弾するミサイルの発射実験を行う事である。
これで自体はeven(対)になる。
ところが、残念ながら、我が自衛隊にはこれだけの射程距離をもつミサイルはない筈だ。
要するに、日本には平壌や北京や上海に届くミサイルはないのである。
これではまともな外交ができる訳がない。
外交は力を背景に、国益の為に行なう脅迫行為であろう。
北の露骨な恫喝外交には、恫喝を以って応えるのが外交であり、祝砲には祝砲を以って応えるのが国際儀礼である。
昨日、平成21年4月11日(土)
午後2時から4時30分まで、
立川市女性総合センター・アイムの5階にて、
日本会議立川支部での講演を行いました。
演題は
「オバマ政権と日本の将来」について。
オバマ政権の極左性や危険性について、大いに論じてきました。
この会、事務局長の小林秀英さんは、
チベット支持の立派なお坊さんで、昔からの友人です。