神奈川大学のエクステンション(公開講座)で今晩7時から9時まで、講演をさせて頂いた。
場所は「みなとみらい」であった。
今日の講演は、世界金融恐慌が何故起きたのか?という事について大雑把な講義をさせて頂いた。
主要な部分は、『ドンと来い!大恐慌』のエッセンスを話したわけである。
大変、熱心な読者がいて、質疑応答もあり、私にとっても刺激的な講義であった。
講義が始まる前に、シュウマイ弁当(780円)を食べた。
このシュウマイ弁当は、駅弁としては、その値段と比較しても、中々に傑作である。
一般の例えばコンビニのお弁当としては780円はやや高価ではあるが、駅弁としては780円は安いほうである。
780円の駅弁としては、内容は極めて充実している。
実は、この神奈川大学の夜の公開講座に行くたびに、このシュウマイ弁当を買って食べるのが私のささやかな楽しみになっている。
今日もその味は私を裏切らなかった。
講義の後半部分においては、出版直後の『永久国債の研究』の話をさせて頂いた。
聴講者の多くは、この話に大きな興味を示してくれた。
ハッキリ言えば、うとうと眠そうだった聴講者もパッと、目を見開いてくれた。
仕事で疲れた後に、勉強に来る人たちは、それだけで尊敬に値する。
しかし、講師の方も、講義が月並みで眠くならないように気配りするのも、当然の事であると思う。
今日は、いくつか有益な質問もあり、楽しい講義だった。
この最近、(特に読売新聞・都内版では)ほぼ連日、この週末に行われる講演会のお知らせを告知いただいたようで、
それについても、一般読者の方から尋ねられました。
お話を伺うと、タイトルが『賃貸経営住宅フェア』という名前なので、どうもその名前に敷居の高さを感じて遠慮をされたり、思案される反応が多くあったようでした。
尋ねられる質問の多くが、
「土地を持っていないのですが、聴きにきて大丈夫なのでしょうか?」などや、
「親の名義の家に一緒に同居しているので、自分には家の所有権に関する決定的な権利はないから、冷やかしと思われないだろうか?」等々というようなものでした。
そしてまた、当初のチラシでは講演の演題自体が『グリーン・ニューディールで伸びる日本経済と住宅事情』という事だったのですが、多くの一般のご家庭では、オバマ政権の『グリーン・ニューディール』という言葉自体が、それぞれの生活にどう関係するのか?実感が沸かない、連想できなかったり響かないというイメージが先行したらしく、
「大変、専門的な予備知識があったり難しい話なのではないか?」等々という反応もあったそうです。
主催者様の判断もあり、途中から、タイトルが『環境革命で伸びる日本経済と住宅事情』という表現に変更され、新聞掲載もされるようになったそうです。
同一のものですので、ご安心ください。
そして、当初から「一般公開」で予備知識がない方、一般のご家庭の方々から誰でも幅広い方に聴いていただく事を前提にしていますので、お気軽に、誰でも安心して、聴きに来て頂ければと思います。
「申し込み方法がややこしい」とか「持ち家の有無を記載するのが書きたくない」という方も、NETからも直接、予約のお申し込みも出来るようになったそうですし、
また、当日、急に予定が空いたという方の『飛び入り、直接参加』も大丈夫だという確認を取りましたので、どうぞ遠慮なく、この週末、東京・秋葉原まで来られそうな方は是非!聴きに来てください。
多くの方々にお逢いしたいと思っています。
「賃貸住宅経営フェア」という大型のイベントで私が基調講演をさせていただく事になりました。
講演テーマは『環境革命で伸びる日本経済と住宅事情』というタイトルでお話させていただきます。
グリーン・ニューディール(環境ビジネス)と日本の住宅事情は関係ないと思う方がいるかもしれませんが、実は深い関連性があるというのが私の見方です。
環境ビジネスが経済成長のエンジンになるに従い、国の補助金が大きくその方向に支出されてきます。
住宅で言えば、太陽光発電パネルや断熱化住宅などのエネルギー効率のよい住宅の建設が政策によって大いに促進されてきます。
また日本政府としても、従来の輸出主導型経済成長を内需拡大型経済成長に転換する為には、民間の住宅投資を拡大する事が1つの目玉になります。
アメリカにおけるオバマ政権の誕生と日本における環境重視型の住宅投資の状態は意外に直接的な因果関係で結びついています。
そんなお話をさせて頂くつもりです。
会場 : 富士ソフト アキバプラザ5階
問い合わせ電話窓口 ; 03-3746-3809
FAX ; 03-3746-3788
郵送先 ; 〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-3-1 株式会社アドハウス内
E-mail ; chintai@adhouse.jp
主催者様 ; 賃貸住宅経営フェア事務局 (株)読売エージェンシー内
協賛企業様 ; 住友林業株式会社 / 積水ハウス株式会社 / パナホーム株式会社 / ミサワホーム株式会社 / 東京電力株式会社
既に昨日、お知らせ致しました、チャンネル桜の討論会番組の1時間目の内容がYouTubeにUPされましたので、ご紹介、ご報告させて頂きます。
【キャスター討論!】マスメディアの大罪と政局の行方 1/5 [桜 H21/5/21]
【キャスター討論!】マスメディアの大罪と政局の行方 2/5 [桜 H21/5/21]<
【キャスター討論!】マスメディアの大罪と政局の行方 3/5 [桜 H21/5/21]
【キャスター討論!】マスメディアの大罪と政局の行方 4/5 [桜 H21/5/21]
【キャスター討論!】マスメディアの大罪と政局の行方 5/5 [桜 H21/5/21]
この討論番組の2時間目および、続きの番組は、
インターネット放送 『So-TV』にてご覧くださいませ。
詳細は、チャンネル桜サイト、www.ch-sakura.jp をご参考ください。
本日、午後、チャンネル桜の討論会に出席した。
焦点は、「ジャパン・デビュー」に見る日本のマスメディアの腐敗ぶりと今後の政局という事であった。
詳しくは明日以降に放映予定の番組を見て頂きたい。
その放送の中で、日本を強い国にする方策の1つとして、「永久国債」の話をさせて頂いた。
以前からブログで報告しているように、『永久国債の研究』がいよいよ明日、発売される。
チャンネル桜の討論会の後、夜の部は、この『永久国債の研究』の母体となった有澤沙徒志さんを中心とする月例勉強会に参加した。
4人の著者の他に、光文社ペーパーバックスの山田順編集長も加わって、大いに座は盛り上がった。
4人の著者がそれぞれの強みを生かして、救国の政策である『永久国債』という政策の可能性の事を広めていこうということで意見は一致した。
本日のチャンネル桜の討論会で、永久国債の研究について井尻千男拓殖文化日本文化研究所所長が大変、褒めてくださった。
というのは、井尻先生曰く、「永久国債というのはよろしい、何故ならそれは、日本国が永久に続くということを前提としているからだ」と仰ったのである。
これはまさにその通りなのであって、永久国債を発行してよいその正当性は、日本国家が永久に続くという愛国心なのである。
確かに井尻先生の仰るとおり、永久国債の究極の担保は、日本国家の永続性である。
今日のチャンネル桜・討論会では、NHKトップの人事に踏み込んで、NHK批判を行った。
この点は、読者の皆さんにも是非、見て頂きたいと思っている。
5月18日(月)は鉄道(JR)事故のため、中央線が遅れ、拓大(八王子キャンパス)の授業に丁度30分、遅刻してしまった。
不可抗力のアクシデントだったが、学生諸君には申し訳のない事をした。
さて、本日の講義の内容の1つは、
「 デモクラシー = 民主主義 」は誤訳だという事だ。
デモクラシーは「民主制」(民主政治制度)もしくは「民主国家」「民主政治」と訳すべきものであって、決してism、主義(思想・価値観)ではないのだ。
毎年、国際関係論の授業の初めに教えている事だ。
そしてデモクラシーとは国家統治の一形態である。
democracy は
theocracy セオクラシー 神権(聖職者)政治体制
timocracy ティモクラシー 金権政治体制
aristocracy アリストクラシー 貴族政治体制
autocracy オートクラシー 独裁政治体制
などと同じカテゴリーの言葉である。
cracyとは、支配体制、統治体制の意味である。
デモクラシーは、demo + cracy 。
つまり、民衆・大衆(demos)による支配体制という事であり、それ自体が善だとも悪だとかいう価値判断を含んでいないのである。
つまり「デモクラシー」は、democratism デモクラティズム ではないという事だ。
ismの類型で言えば、
socialism 社会主義
liberalism 自由主義
conservatism 保守主義
などが1つのカテゴリーに入るconceptである。
これらは思想・価値観を表す言葉(概念)である。
democracyとは複数のismが共存できるような国家の「仕組み(統治体制)」である。
民主国家内には、自由主義政党も、保守主義政党も、(穏健な)社会主義政党も共存できるのである。
5月15日(金)午後5時半から憲政記念館(東京都千代田区永田町1-1-1)で、小野田寛朗(おのだひろお)先生の『日本への遺言』と題する講演を拝聴した。
あのルバング島30年の小野田さんである。
私は、小野田先生の言葉の一つ一つに大いに感動した。
涙が自然に溢れ出て、とまらなかった。
そして、大いなる勇気を頂いた。
「小野田先生は今も頑張っていらっしゃる。私のようなものでも、何とか頑張ってやってゆけそうだ!」
そう思えたのであった。
深く感動し、確信したのであった。
小野田先生、本当に有難うございます。
会を主催していただいた西山雅規さん、藤井勝さんのお二人に心より御礼申し上げたい。
小野田先生の講演は質疑を含め、2時間に及んだ。
内容は多岐に渡ったが、特に感動した点のみについて記したい。
外国人記者が小野田先生に次のように聞いたという
「貴方は30年もルバング島で戦ってきた。それなのに、何故?天皇陛下は貴方に会わないのですか?天皇陛下に会いたいとは思いませんか?」
これに対して、小野田さんは次のように答えたという。
「私は靖国神社に行き、皇居前広場に行ってご挨拶をして出征しました。
日本に帰って来た時も、靖国神社にお参りし、皇居前広場に行き、天皇陛下に帰朝のご挨拶をしました。
一少尉が陛下に個人的にお目にかかるという事などは思いもよらないことです。
日本人は、日本人なら、これで十分なのです。」
この小野田先生の言葉を聴いた時に、私は、思わず泣いてしまった。
また、外国人記者は次のような質問も投げかけたという。
「小野田さんは30年間も兵役についていたのですから、その間の報酬を国家に請求したらどうですか?」
小野田さんは帰国した折に厚生省から約23000円の支給を受けたという。
戦後、帰還兵に支給された額を元に計算されたものであるという。
小野田さんは、それ以外のものは国家からは一銭も受け取っていないという。
小野田さん曰く、「死んだ戦友のことを思えば、生きて帰っただけで有難い事です。お金をもらおう等と言う事は思いもよりません。日本人なら、それが当たり前でしょう。」
私はこの言葉にも深い感動を覚えた。
小野田先生は、中曽根康弘という固有名詞は出さなかったが、「大勲位」という言い方で、中曽根元首相を鋭く批判した。
今や、中曽根さんは親中派である。
最近の中曽根さんの言動が国益の為になっているとは思えない。
小野田先生もそう感じられているのであろう。
「大勲位は陛下に返上すべきです」
という言い方で中曽根元首相を批判されたのであった。
小野田さんが帰国された直後に、NHKが取材を申し込んできた。
日時を約束して取材に応じたが、その約束を無視して突然、自宅を訪問してきたという。
元々、嫌々受けた取材ではあったが、約束を無視されて、益々NHKの非礼な態度に怒りが込み上げてきたそうである。
突然たずねてきた記者を叩き帰したそうである。
「今度の台湾に関するの報道も事もありますが、NHKは昔からおかしいですよ」というのが、小野田先生の感想であった。
小野田先生と同じ時代に生きている。
小野田先生のお話を直接、聴くことが出来る。
それだけで私には大きな感動である。
参考、ご紹介 : 小野田先生について = 公式プロフィール
小野田先生がなさっている『小野田自然塾』