NHKテレビ第一放送の定時ニュースを見ると、異常な事に気がつく。
アナウンサーの背後にある世界地図をよく見て欲しい。
そこには、日本列島が存在しない。
定時ニュースを読むアナウンサーの背後にあるのは、大きくデフォルメされた東アジアの地図である。
よく見ると、日本列島の姿はそこにはなく、日本列島は朝鮮半島を通じてシナ大陸と全く一体化している。
些細な事だと思われるかもしれないが、これは実はサブリミナル効果を狙ったNHKの国民に対する洗脳行為なのではないかと思う。
独立した日本列島の姿はこのデフォルメされたアジアの地図の中には見えず、日本列島は朝鮮半島にそのまま繋がり、シナ大陸と一体化している。
日本がシナや朝鮮に支配されて、当然である、と言わんばかりの地図である。
この事は一度、メルマガ上で指摘したが、ブログでは取り上げた事がなかったので、皆さんに是非、ハッキリ認識していただきたい。
このデフォルメ地図を見ながら、子供が育てば、その子供は日本が独立した国であるということを認識できなくなるのではないだろうか?
是非皆さんも、NHKの定時ニュースを見て、この事の異常さに気がついて欲しい。
その異常さに気がついたなら、是非、NHKにこの地図を改めるように抗議して欲しいと思う。
前回のブログで指摘した事だが、社会が不況になり、失業者が増えれば、温暖化ガスの排出は削減される。
見方を変えれば、現在のそしてこれから生まれてくる失業者は、温暖化ガスの削減に大いに協力しているわけである。
これには2つの流れがある。
第1に、不況だから会社が首切りを断行し、失業者が生まれる。
この場合も結果として、失業者が生じる事によって、二酸化炭素を中心とする温暖化ガスの排出が削減されている。
第2は、これからもし非常に強い温暖化ガス規制が日本に課されるとすれば、企業はその活動を縮小せざるを得ず、その結果、失業者が生じる。
この失業者はまさに温暖化ガス排出削減の犠牲者である。
原因と結果のどちらかが先でどちらが後であっても構わないが、温暖化ガスの排出削減と失業者の増大は結びついているのである。
温暖化ガスが減れば、失業者は増えるのである。
だから、それ故に、見方を変えれば、温暖化ガス削減の一番の犠牲者は失業者である。
企業も損害も被るが、その企業の損害を最終的に引き受けさせられるのが失業者だと言えるだろう。
そこで私は提言したい!
削減された温暖化ガスの排出権を金銭に換算して全ての失業者に与えるべきである。
また、考えても見てほしい。
ホームレスの人たちは、極めて質素な生活をしており、一般の国民と比較して極めて少量の温暖化ガスしか排出していないであろう。
これは常識として理解できると思う。
冷暖房も殆どもない生活をしているのである。
この人たちにも、日本政府として温暖化ガスの削減に協力しているという事で、排出権を与えるべきではないのか。
社会の経済的な最下層に追いやられているこれらの人々に温暖化ガス排出権を与えれば、彼らはそれを金銭に変え、全うな社会人として復帰する基礎的な経済基盤を自力で作れるのではないだろうか?
食料を手に入れる事もできるし、ホームレスの状況から脱して、安い賃貸し住宅に入る頭金にもなるであろう。
このようにして、自助努力を促しながら、その基礎になる資金の何がしかを政府が大義の元に与える事ができる。
このような提言は、私は決して冗談で言っているのではない。
温暖化ガスの削減と社会的正義の実現を共に行うためには、このような柔軟な発想が必要なのではないだろうか?
これこそが本当のエコ・ポイントなのではないだろうか?
昨日8日の事だが、日本経団連、御手洗富士夫会長が温暖化ガスの排出規制に対して、中々勇気ある発言を行った。
※ 参考記事; 「温室ガス削減中期目標で経団連会長 「産業の命運かかる」」
1990年を基準にして、日本の温暖化ガスの排出ガスの基準を2020年にプラス4%にしようという提案をしようとしたのである。
従来は、1990年を基準に、マイナス6%という事であったから、かなり思い切った軌道修正であるといえる。
経済成長を維持しながら、排出ガス規制をするとすれば、そこらへんが合理的な基準目標なのであろう。
現在の日本の温暖化ガスは、1990年を基準にプラス9%となっている。
もしマイナス6%の目標を変えないとすれば、今から15%も温暖化ガスの排出を削減しなければならず、これは殆ど不可能に近いであろう。
不可能といったが、実は確実に温暖化ガスの排出を削減する方法が一つだけある。
それは、日本経済を大不況に落ち込ませる事である。
日本経済が現状より更に酷い大不況に落ち込み、景気が回復しなければ、日本の温暖化ガス排出は確実に縮小する。
別の言い方をすれば、温暖化ガスの排出規制を強行すれば、経済は大きく落ち込まざるを得ないのである。
即ち、今以上に企業は倒産し、失業者は増え、自殺者も増え、ホームレスの数も激増する。
排出ガス規制の高い目標を主張する人たちは、その事が分かっているのだろうか?
マスコミの多くもこの矛盾に気がついていないのか?
あるいは気がついていても知らぬ顔をしたままである。
よくアメリカのオバマ政権のグリーン・ニューディール政策(環境産業を経済成長のエンジンにしようとする政策: ちなみにオバマ大統領はこの言葉を一度も使っていない)を例にとって環境重視の政策が経済成長を生むと主張する人もいる。
しかし現在の経済構造では、これは非常に難しいであろう。
例えば代替エネルギー産業が儲かる為には石油が相当高価格でなければならない。
石油が高価格であるとは、石油を消費する国家や産業それ自体が大きなコストを負担してゆくという事であり、それは経済成長へのブレーキとなる。
御手洗会長のもう一つの勇気ある発言は、アメリカ・シナ・インドなどの温暖化ガス排出大国が世界的な排出規制に加わらないならば、日本もまた規制に参加すべきではないという提言をである。
これも日本の国益を踏まえ、言いにくい事をよく言い切ってくれたと思う。
日本経団連のスタンスには時には同意しかねるもの、反対せざるを得ないものもあるが、(特にシナに対する過度に媚を売るような態度)今回のように全面的に支持できる発言もある。
今回は御手洗会長に大きな拍手を送りたい。
既成マスコミの大部分は、過剰な温暖化ガス規制がホームレスや失業者や自殺者の増大に繋がるという因果関係を全く無視している。
土曜日6月5日午後、チャンネル桜で、我々が出版した『永久国債の研究 (光文社ペーパーバックス)
』をテーマに、3時間のテレビの討論会の録画が行われた。
[ 6月 12日(金) 20:00-23:00 スカパー!219ch 放送 予定]
4人の著者(調所一郎さん、松田学さん、有澤沙徒志さん、私、藤井厳喜)の他に、本の編集者である山田順・光文社ペーパーバックス編集長と金融ジャーナリストの山本伸さんの2人にも討論に加わっていただいた。
司会はチャンネル桜社長の水島総さん。
永久国債の議論に入る前に、現在の世界経済と日本経済がどのような状況にあるかということに関して、各人が思うところを披瀝した。
共通していたのは、現状が依然として非常に厳しい状況にあるということである。
日米共に株価が僅かずつではあるが上昇し、最悪の場面は既に終わった、という楽観論も幅を利かせているが、世界の経済は非常に大きな転換の局面にあり、アメリカを中心に発生したバブルの後始末をするには、なお相当の時間と苦労が必要である、というのが出席者の共通認識であった。
有澤さんは、
ウォールストリート17年の体験から、専門的知識に基づいて、世界の信用危機の回復には相当の構造転換が必要であることを指摘してくれた。
有澤さんが当日、用意してくれたグラフによれば、信用危機がスタートした時点における世界の流動性資金はなんと、世界の総GDPの620%にまで到達していたという。
「流動性資金」とは、要は金融資産として現金化できる資産という意味である。
この流動性資金の約41%がなんと金融派生商品であり、さらに流動性全体の38%が、債権(証券化された債務)であった。
つまり、金融資産とみなされるものの約80%が、いわゆるペーパーマネーだったのである。
これに対して、本当の現金は金融流動性全体のたった2%しか占めていなかった。
実体経済もの6倍もの金融資産を金の貸し借りによって創り出していたのが、世界経済の危機の実態だったのである。
別の言い方をすれば、本当に存在する資産である現金の50倍もの金融資産を金の貸し借りによって生み出していたのが世界経済の恐るべき実情であった。
このギャップを調整するには、マダマダ長い時間がかかるし、多くの金融機関や個人が資産を失うことであろう、というのが有澤さんの予測であった。
(有澤さんが示した統計数字については『永久国債の研究 (光文社ペーパーバックス)
P35 』で詳しく解説してある。)
調所さんは、自らのご先祖である薩摩藩の重役、調所広郷が当時500万両にも達していた薩摩藩のシャッキを250年賦という非常手段を用いて如何に解決したか?について、分かりやすく解説してくれた。
松田さんの話の中では、永久国債の問題もさることながら、官僚の天下りに関する話が非常に興味を引いた。
財務省の幹部級の人でもリタイアした後の年金は年間200数十万円しかないというのである。
この為に官僚は天下り先を求めざるを得ず、これが様々な問題を生んでいる、という指摘に討論会の参加者はみな、驚かざるを得なかった。
高級官僚といえば、かつてのイメージで言えば、十分な恩給をもらい、生活は安定していると思っていたが、実はそうではなかったのである。
松田さんの見解では、永久国債とはしいて英語で言えば、ドネーション・ボンド(日本語;寄付債権)とでもいうべきものである。
ドネーションは、元来、献金であり、寄付であるから一方的に個人が公の為に個人財産を贈与することである。
ボンドとは債権のことであって、借金の証文である。
個人からいえば、政府に金を貸すということである。
だから、ドネーション(寄付)とボンド(個人が政府に金を貸すこと)とは、元来全く別物なのであるが、この2つを結びつけようというのが、ある意味で「永久国債」の本質である。
永久国債が一方的な政府への寄付よりも優れているのは、債権であるから必要となれば、これを市場で売って現金化することが可能な点である。
つまり、10億円の永久国債を買ったものは、資金が必要となったときにこれを市場で売ることによって、元の資金を回収することが出来る。
普通の個人にとって一方的に公に資産を寄贈することは中々難しいが、永久国債ならば完全に資産を失うわけではないので、国に資産を預けておく、というような感覚で個人資産を公の為に役立てることも出来るわけである。
以上のようなところが、松田さんの発言の要点であったと思う。
山田編集長の発言に関しては、印象的だったのは、永久国債に関しての発言よりも寧ろ、オバマ米大統領に関する発言であった。
山田編集長によれば、オバマの米金融界との繋がりは思った以上に深く、巨大な選挙資金のかなりの部分をウォール・ストリートから調達していたのである。
アメリカ金融界が被った巨大な損害を政府の資金で補填し、これを救済するというのがオバマ政権の真の使命である、というのが山田さんの意見である。
2008年はアメリカの金融産業にとっては大変な災厄の年ではあったが、それでもジョージ・ソロス氏のヘッジ・ファンドなどいくつかのファンドは大きな利益を上げている。
現在、先見性のある(狡猾とも言い換えても良いが)ヘッジ・ファンドは、市場に売り出される不良債権を大量に買いあさっている。
例えばGMのことを考えてみよう。
GMの債権の評価は現時点では低いが、政府が責任を持ってGMを立ちなおらさなければならない。
まずGMの債権がうまくいけば当然、債権は値上がりする。
GMの債権がもし、巧くいかなければアメリカ政府は更に巨額の資金を投じてGMを支えなければならない。
つまり、公的資金によってサポートされているので、GMの債権を安心して買うことが出来るという仕組みである。
つまり、ヘッジ・ファンドなどのストラテジスト達は、政府の公的資金を事実上の補助金として利用して、金融投資をしていることになる。
山本伸さんは自ら責任編集された『環境バブルで日本が変わる! オバマ大統領「グリーン・ニューディール」の激震 (別冊宝島1617)
』を出版されている。
私もブログで何回か述べたように、この別冊宝島の基軸となる座談会に出席させていただいた。
山本さんは今後の世界経済には3つの可能性しかないと見ている。
それは、第1に戦争、第2に長期停滞、第3に、環境ビジネスをエンジンとした経済成長の三つの可能性である。
当然のことながら、この三択問題の中で最良の回答は、「3」の環境ビジネスシナリオである、というのが山本さんの意見である。
永久国債も環境ビジネス発展の為に使えれば有効である、というのが彼の見るところであった。
司会者の水島社長には事前に『永久国債の研究 (光文社ペーパーバックス)
』の本を読んできて頂いたが、経済の専門家でないにもかかわらず、非常によく永久国債というものの本質を理解してくださったと思う。
失礼な言い方かもしれないが、私としては司会の水島社長をいわばテレビの視聴者の代表のように思って、お話させていただいた。
日本経済の行く末を厳しく見つめ、いたずらな楽観論を廃するという点では、水島社長と討論参加者の我々の立場は全く同じである。
やはり、高いレベルの公共心を持った国民が多く居なければ、今日の日本の財政危機を救うことは出来ない。
水島社長は、チャンネル桜の2000人委員会のメンバーの人たち(月一万円をチャンネル桜に寄付している)のような高い公共心のある人々が永久国債を支えれば、日本国の財政危機の解消にも役立つと納得してくださったように私は思った。
詳しくは、是非!
6月 12日(金) 20:00-23:00 スカパー!219ch の放送を見ていただきたい。
夜遅く、作業をしていると、
突然、バチン!! という大きな音がして、コンピュータのディスプレイが消えてしまった。
使っていたディスプレイはEIZOという会社のかなり旧い大型のブラウン管式のディスプレイである。
正直言って、その瞬間、ブラウン管が爆発するのではないかと恐怖に駆られた。
その後は、コンピュータを起動しようとしても、うんともすんとも言わなくなってしまった。
ディスプレイは炎上こそしなかったが、完全に死んでしまったのである。
さぁー、困った。
夜もかなり遅いことで、直ぐに新しいディスプレイを買いに走ることも出来ない。
そこで、別のパソコンをもっている方に頼んで、「即時発送可能」だという事を売りにしたディスプレイをインターネットで注文してもらった。
ところが、翌日、その会社に(心配だったので、念の為)確認の電話してみると、
先ず、「注文が入っていない」という。
あげく、電話を3箇所もお役所仕事のようにたらい回しにされたが、一向に「日本語が通じない」有様である。
相手が外国人だというのではなく、此方の言っていることが、どうも全く理解できないらしい。
そこで結局、この会社への注文は取り消しにしてもらい、秋葉原に出かけて、取り合えず、手ごろな値段で入手できるディスプレイを買い、自宅に帰り、何とか接続することが出来た。
その他、この時に同時に起きたコンピュータの不調、故障の復旧も合わせ、全く冷や汗ものの週末の丸々2日間であった。
その為、ブログが中断してしまい、全く申し訳なかったというのが、私の言い訳である。
2日間、冷や汗をかいて、何とも大変な土日になってしまったが、巨大なブラウン管のディスプレイが撤去され、スマートな液晶のディスプレイを置くことによって、コンピュータ回りの空間を随分とスッキリさせることが出来た。
いつかは買い換えなければいけないと思っていたディスプレイだったので、寿命だったのかなぁと思っている。