6月13日(水)藤井厳喜の福岡市天神での政治経済・講演会が開催されます。詳細はブログ下部を。
藤井厳喜、待望の最新刊!『超大恐慌で世界の終わりが始まる』いよいよ4月21日から好評発売中!!
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※ 藤井厳喜・新作『日本人が知らないアメリカの本音』(PHP研究所・1470円 8/6発売)、『超大恐慌の時代
』(日本文芸社・1680円 6/24発売)好評発売中。更に3月1日、最新刊『バカで野蛮なアメリカ経済 (扶桑社新書)』好評発売中です。
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【藤井厳喜、6月13日(水)・福岡での講演会お知らせ】
日時: 平成24年6月13日午後5時開会
場所: エルガーラホール7階小ホール 福岡市天神1-4-22
会費: 500円
講師: 藤井厳喜
地元代表ゲスト 竹内正昭氏(元西日本新聞社東京編集長・ワシントン支局長)
司会 高山博光・福岡市議会議員
私の講演は「TPPと円高、そして増税で潰される日本」というタイトルで、最新の世界情勢の動向と合わせて、話させて頂く予定です。
ご出席頂けます方は、下記へお電話にてお申込みください。
高山事務所 092-822-1188(平日9:00から15:00)
高山事務所e-mail : takayama-hiromitsu@h5.dion.ne.jp
高山事務所FAX : 092-844-0456
YouTube : http://youtu.be/XgTHm5iK0Ps
ニコニコ動画: http://www.nicovideo.jp/watch/sm18029488
円元直接取引と中共大使館スパイ事件:米中対立激化が日本を直撃
5月29日、読売新聞が一面で大きく、中共外交官スパイ事件をスクープした。
朝刊でこれで報道したのは読売新聞だけであり、他紙とテレビメディアはこれ追った。
読売の見出しは「中国書記官、スパイ活動化?」「出頭要請拒否し帰国、軍出身身分偽り口座開設、警視庁捜査」「政財界の要人と接触」とかなりショッキングなものであった。
この事件の暴露自体、アメリカの影響力が背後にあって行なわれたものではないかと筆者は推論している。
時、あたかも6月1日には、円と人民元の直接取引が開始される事になっていた。
このスパイ事件は、その直前に暴露されたわけである。
米中冷戦の激化に目をつむり、中共に傾斜してゆく民主党政権に警告を与える為に、アメリカの軍や情報筋は動いて、このスパイ事件暴露に至ったのではないかと考えられる。
中共大使館員が日本でスパイ活動を行なっているのは常識であり、特に、疑惑の人物である李春光1等書記官に関しては、警視庁も公安調査庁も長年に渡り、追跡してきている。
しかし、「中国様」に頭の上がらない民主党政権では、日本国内の政治力学だけを考えれば、こんな事件が暴露される可能性は殆どなかった。
民主党内のみならず、自民党やみんなの党の親中派・媚中派の政治家は、今や戦々恐々としているであろう。
この事が分かるには、円と人民元の直接取引が如何に、アメリカにとって問題であったかを理解しておく必要がある。
円元直接取引は、基軸通貨としてのドルの立場を弱体化させる措置である。
ところが、チャイナ側はこの事を明確に意識していたであろう。
しかし、日本側ではこの事を明確に意識していた政治家や官僚は、少なかったのではないかと思われる。
直接取引が行なわれる以前は、円と元との間の取引は、米ドルを媒体として、行われてきた。
直接取引が行なわれれば、その分、為替市場におけるドルの需要量が減少し、これは基軸通貨としてのドルの立場を弱体化させるものである。
例えば日本の企業が、チャイナに物を輸出した時、支払いは円かドルか香港ドルで受け取る事になる。
香港ドルは、米ドル本位制で運営されているから、事実上、円か米ドルでチャイナ側は日本に支払っていることになる。
直接取引になれば、日本企業は元で受け取り、これを円に転換する事になる。
媒体としての米ドルの役割は、なくなってしまうのである。
最も企業が、対中取引以外の為に米ドルを必要としていればチャイナ側にドル建てで支払いを求める事は有り得る。
円と元の直接取引によって、ドルの立場を弱体化させようとしている日本の民主党政権。
そこに脅しをかける為に、アメリカサイドが、日中癒着関係のキーパーソンの1人であるこの李春光1等書記官のスパイ疑惑を暴露したのに違いない。
日本の政財界は、対中人脈のキーパーソンであった薄煕来を失い、これに李春光スパイ事件が勃発し、対中人脈はかなり弱体化ないし劣化しているに違いない。
これはアメリカにとっては望ましい状況である。
野田内閣の内閣改造で、森本敏拓大教授が防衛大臣に就任した。
この背後にも、アメリカの影響力が垣間見える。
森本氏は、外務官僚出身の実務家であり、米主日従の日米安保体制の推進者である。
自衛隊にも在籍したが、短期間であった為、彼の考えは、制服組を代表しているとは言い難く、寧ろ、外務省や防衛相内の背広組を代表していると考えることが出来る。
現実の日米関係の枠組みの中で、実務的に課題を解決してゆこうという能吏タイプの人間である。
アメリカにとっては最も付き合いやすいカウンターパートであると言えよう。
鳩山首相と菅首相が日米関係をボロボロになるまで破壊してしまった後では、日米関係の修復の為には、適当な人材配置である。
森本防衛大臣誕生を、日本の国益の為に歓迎したい。
筆者としては長期的には日本の立場をアメリカに対して、より対等に近い形で高めてゆくような日米同盟関係が望ましいと考えている。
しかし、今やそのような贅沢をいっている暇はない。
例え、「従米的である」との批判を受けるにしても、森本防衛大臣によって、日米関係が少しでも修復される事を期待したい。
森本氏は、拓殖大学の教授であったが、筆者は、個人的には全く接触したことがない。
ご本人の御人柄等については、全く知るところではないし、筆者が拓殖大学の客員教授であるからといって、身びいきでこういった評価をしているのではないことは一言付け加えさせていただく。
米中が対立関係が激しくなる一方、今、チャイナに経済的に急接近している国がある。
それはドイツである。
メルケル独首相は、今春、訪中した際に、「独中関係は、戦略的提携関係」と発言している。
又、5月23日、ドイツのハノーバーで開催されている産業見本市に出席したチャイナの温家宝首相は、2011年、1900億ドルであった両国間の貿易規模を、2015年までに2800億ドルに拡大したいと発言した。
更に同首相は、独中の経済関係の更なる戦略的発展を訴えている。
これを裏付けるように、独フォルクスワーゲン社は、4月23日、新疆ウイグル自治区のウルムチに新工場を建設すると発表した。
又、同社は1991年に設立した第一汽車集団との合弁事業を更に25年延長する事に合意し、更に、同社の最高級セダン「フェートン」のチャイナにおける専用店舗を9か所から18か所に倍増させる計画も発表した。
これと競うように、独BMW社も、チャイナでの生産台数を従来の10万台から30万台に、3倍増する計画を5月24日に発表している。
中国共産党の一党独裁体制が、今、音を立てて崩れようとしているこの時に、このような決断をするとは、誠に愚かな戦略である。
共産党支配が崩壊する時に、ドイツ産業界は、非常に大きなダメージを被る事になるだろう。
★シリーズで全編連続再生で御覧になられる方の為に、「世界ウイグル会議シンポジウム関連動画」再生リストを作りました。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL1EBDD22624748B6C
ウイグル民族の悲劇は、一般には殆ど知られていません。
是非、一人でも多くの日本人に知って頂けるように、情報の拡散を、皆さま、一人一人にお願いいたします。
※藤井厳喜よりお願い。このシンポジウムのお知らせ動画をシェア&告知拡散にご協力ください。(皆様のブログやHP,Twitter等にお知らせ動画等、リンク下さると助かります。)
【世界ウイグル会議を支援シンポジウム】再生リスト http://www.youtube.com/playlist?list=PL1EBDD22624748B6C
動画の評価にも御協力お願いいたします。
藤井厳喜・最新刊『超大恐慌で世界の終わりが始まる』のご紹介
★目次
プロローグ
第1章 欧州連鎖破綻ドミノ
第2章 ユーロは崩壊するのか?
第3章 二番底、二極化に向かうアメリカ
第4章 アメリカ大統領選挙の行方
第5章 中国幻想の終焉
第6章 BRICs時代の終焉
第7章 世界丸ごと監視社会
第8章 日本に残された打開策とは?
エピローグ
藤井厳喜・最新刊、3月1日から、好評発売中です(ФωФ)ノ
是非、ご感想など、お寄せください m(__)m
【藤井厳喜・最新刊『バカで野蛮なアメリカ経済 (扶桑社新書)』発売記念! 猫と読む見どころ紹介♪】
リーマン・ショック、ユーロ危機という「金融災害」を経てワンワールド主義(=グローバリズム)の欺瞞が明らかになった現在、日本はどこへ向かうべきなのか?
■本書の構成
第1章 対立 「大企業」対「草の根」
第2章 貧困 1%の富める者たち
第3章 迷走 超インフレか大不況か
第4章 変質 牛耳られるワシントン
第5章 凋落 ユヤダ金融の秘密
第6章 分裂 アメリカを国家破産に追い込む人々
第7章 支配 ビッグ・データと超管理社会
★藤井厳喜Google+ (新しく始めました)
https://plus.google.com/105888168306663662879/posts
高画質写真のデータなどは、こちらにUPしようと思っています。
日本に対する想い。政治をよくしたいという想い。
政治学を学ぼうと思った、私の原点について語ったインタビュー映像です。
たちあがれ日本 参議院比例第七支部長として、現在も政治活動にかかわる藤井厳喜の原点とは? 政治哲学を志すにいたった原点とは?など、大いに語りました。
← お知らせ: 『月刊日本(公式TOPにリンク)』10月号で、特別企画で竹田先生と脱原発対談を行わせて頂きました。又、『月刊 日本 2011年 11月号』より、アメリカ大統領選ウォッチングについて、連載を開始する事になり、『月刊 日本 2011年 12月号 [雑誌]』のTPP反対特集号では、ISD条項の危険性について詳細に解説しました。是非、ご参考ください。(私のパブリシティ・ページで寄稿記事の一部が読めます)
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【藤井厳喜アカデミー関係動画・復習用の動画再生リストが出来ました】
■再生リスト【第1弾・藤井厳喜アカデミー国民の為の政治学講座・全篇】
http://www.youtube.com/watch?v?=zn5eCTbgHxc&list=PL72D9C8776C?E15846 ← 2010年2月1日開校のガイダンスから全12回講義、補講まで全講座をまとめました。
■再生リスト2 【第2弾・藤井厳喜アカデミー 経済篇(随時更新)】
http://www.youtube.com/my_playlists?p=E4F42E64ED2C36F7
※ 藤井厳喜へのメッセージ、講演や仕事等の依頼も、以下アドレスまでお願いいたします。
ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ事務局e-mail :info.cfg.future@gmail.com
★ 【 Cambridge Forcust Group of Japan.Co 藤井厳喜チャンネル】
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