藤井厳喜、待望の最新刊!『超大恐慌で世界の終わりが始まる』いよいよ4月21日、発売しました!!
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※ 藤井厳喜・新作『日本人が知らないアメリカの本音』(PHP研究所・1470円 8/6発売)、『超大恐慌の時代
』(日本文芸社・1680円 6/24発売)好評発売中。更に3月1日、最新刊『バカで野蛮なアメリカ経済 (扶桑社新書)』好評発売中です。
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【藤井厳喜】小沢無罪判決の意味するもの「疑わしきは罰せず」とは?
YouTube : http://youtu.be/Xt1WM7W6xxE
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4月26日、小沢一郎衆議院議員に無罪判決が下されました。
判決自体としては、極めて温厚な、かつ妥当なものであったと思います。
私は、小沢氏の政治手法にも理念にも反対のものですが、判決自体は理にかなったものである、と受け止めました。
単純に言って、「疑わしきは罰せず」という近代刑法の原則に基づいた判決であったわけです。
この判決を詳しく読むと、小沢氏が決して青天白日の身であると宣言しているわけではありません。
小沢氏自身が、完全に関与していないという事は、寧ろ否定しています。
限りなく怪しいのですが、決定的な証拠が見つからなかった為に「疑わしきは罰せず」の原則に基づいて、無罪となったわけです。
特捜部検事が虚偽の報告書を作成したという問題もあり、これが無罪判決を導く理由の一つになりました。
しかし問題はここでは終わりません。
一般の庶民感覚からすると「限りなく有罪に近いのに、何故、有罪にしなかったのだ」という事になります。
この怒りや不満の感覚は分かるのですが、もし疑わしい人を全て処罰するとすれば、冤罪事件が数限りなく生まれてしまいます。
つまり、無実の罪の人が数多くうまれることになります。
近代刑法の原則は、「疑わしきは罰せず」ということです。
これはどういうことかと言えば、「100人の真犯人をとり逃す事があっても、1人の無実の罪の人間を作ってはいけない」という原則なのです。
「疑わしきは罰する」という事になると「一人の真犯人をとり逃さない為に、100人の無実の罪の人を作ってもいい」という結果になってしまいます。
ですから、「疑わしきは罰せず、という方がよい」という結論になるわけです。
つまり、この原則はかなり恐ろしい事をも意味しています。
つまり我々の周りに罪を犯しても、処罰されない人がうようよしているという可能性があるのです。
しかし、それでも、ファッショ的、独裁的な国家よりは、その方がましであるという、根本的な哲学が、こういった考え方の根底にあります。
庶民的な怒りは分かりますが、小沢氏のような政治家の活躍を許すかどうかは、裁判所が決める事ではなく、選挙民が決めることです。
裁判所は「疑わしきは罰せず」ということで小沢被告に無罪を言い渡しました。
同時に、小沢氏が「限りなく怪しい行為を行なっていた」という事も認定しました。
こういった人間が国会議員にふさわしいのかどうか、そして国家の政治の中枢で力を発揮する事が望ましいのかどうか、その判断は、裁判所にではなく、国民と有権者の判断にゆだねられています。
この裁判の判決を冷静に考えれば、私は小沢さんが、国のリーダーに相応しい人間であるとは思えません。
選挙民が、常識的な判断を下して、小沢さんを落選させれば、それが国家の為に最もふさわしい事であると考えています。
近年、検察が特定の政治家を狙い撃ちにして、立件、起訴するような事件もいくつか起きています。
検察や警察が、過大な権力を手に入れるという事もまた、デモクラシーの社会にとっては望ましくないことです。
「検察ファッショ」というと言い過ぎでしょうが、最近の検察スキャンダルでも明らかになってきたように、検察官個人の身勝手な判断で、冤罪事件を作られては国民は、安心して暮らしてゆけません。
検察権力にも健全であってほしいし、その権力行使が恣意的なものにならない為にも、今回の判決は有効な歯止めとなると思います。
最終的に試されるのは、国民と有権者の良識そのものです。
「法律は最低限の道徳である」という諺があるそうです。
中々言い得て妙と思います。
小沢さんは最低限の道徳から見て無罪であったわけですが、我々は国政に参加する政治家が「最低限の道徳」を守る事に満足するわけにはいきません。
国政に参加する政治家は、より高い道徳的規準にしたがって、行動してもらわなければいけません。
藤井厳喜・最新刊『超大恐慌で世界の終わりが始まる』のご紹介
★目次
プロローグ
第1章 欧州連鎖破綻ドミノ
第2章 ユーロは崩壊するのか?
第3章 二番底、二極化に向かうアメリカ
第4章 アメリカ大統領選挙の行方
第5章 中国幻想の終焉
第6章 BRICs時代の終焉
第7章 世界丸ごと監視社会
第8章 日本に残された打開策とは?
エピローグ
藤井厳喜・最新刊、3月1日から、好評発売中です(ФωФ)ノ
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【藤井厳喜・最新刊『バカで野蛮なアメリカ経済 (扶桑社新書)』発売記念! 猫と読む見どころ紹介♪】
リーマン・ショック、ユーロ危機という「金融災害」を経てワンワールド主義(=グローバリズム)の欺瞞が明らかになった現在、日本はどこへ向かうべきなのか?
■本書の構成
第1章 対立 「大企業」対「草の根」
第2章 貧困 1%の富める者たち
第3章 迷走 超インフレか大不況か
第4章 変質 牛耳られるワシントン
第5章 凋落 ユヤダ金融の秘密
第6章 分裂 アメリカを国家破産に追い込む人々
第7章 支配 ビッグ・データと超管理社会
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高画質写真のデータなどは、こちらにUPしようと思っています。
日本に対する想い。政治をよくしたいという想い。
政治学を学ぼうと思った、私の原点について語ったインタビュー映像です。
たちあがれ日本 参議院比例第七支部長として、現在も政治活動にかかわる藤井厳喜の原点とは? 政治哲学を志すにいたった原点とは?など、大いに語りました。
← お知らせ: 『月刊日本(公式TOPにリンク)』10月号で、特別企画で竹田先生と脱原発対談を行わせて頂きました。又、『月刊 日本 2011年 11月号』より、アメリカ大統領選ウォッチングについて、連載を開始する事になり、『月刊 日本 2011年 12月号 [雑誌]』のTPP反対特集号では、ISD条項の危険性について詳細に解説しました。是非、ご参考ください。(私のパブリシティ・ページで寄稿記事の一部が読めます)
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【藤井厳喜アカデミー関係動画・復習用の動画再生リストが出来ました】
■再生リスト【第1弾・藤井厳喜アカデミー国民の為の政治学講座・全篇】
http://www.youtube.com/watch?v?=zn5eCTbgHxc&list=PL72D9C8776C?E15846 ← 2010年2月1日開校のガイダンスから全12回講義、補講まで全講座をまとめました。
■再生リスト2 【第2弾・藤井厳喜アカデミー 経済篇(随時更新)】
http://www.youtube.com/my_playlists?p=E4F42E64ED2C36F7
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