今日は、拓大高尾キャンパスでの国際関係論の講義、後期の最終日。
ゲスト講師に友人で朝鮮問題研究家の松木國俊さんをよんで、授業時間の殆どを彼の講義にあてた。
韓国の歴史教科書が、日本の統治時代について如何に嘘を教えているかを、徹底的に究明してもらった。
資料は、A3で8枚もあり、これは自宅でコピーして学生に配布した。
学生の参加者は、約70人弱。
いつにも増して、学生諸君は今日の講義を集中力をもってよく理解してくれたように思う。
私が最後に、10分ほどだが、小沢一郎民主党幹事長の憲法違反の言動について、解説すると、いつもよりも多くの学生が食い入るような眼差しで話を聴いてくれた。
ここのところ、習近平来日以来、学生の政治意識は高まっているように感じられる。
講義を午後4時半に終えて、東京に急いで戻り、午後6時過ぎに、グランドヒル市ヶ谷に到着。
故・片岡鉄哉先生の三回忌を兼ねたお別れの会に、発起人の一人として出席した。
片岡先生とのお付き合いは、それほど深かったとは言えないが、台湾に一緒に旅行したことなどが楽しく思い返された。
(↑「NHK捏造事件と無制限戦争」別章P232にも登場して頂いた思い出の台湾での写真)
先生は、日本核武装論の先駆者であり、また、アメリカとの同盟関係を非常に重視された方である。
正直言って、私は片岡先生の本の熱心な読者ではなく、影響を受けたといえば、影響を受けた事もない。
しかし、御逢いして話してみると、国際政治観や、日本の今後の進むべき道については、先生の意見に殆ど賛成で異論をさしはさむ余地はなかった。
まだまだ長生きして、活躍して頂きたい真のサムライ的知識人であった。
山形の御生まれというが、さばさばした気性は寧ろ江戸っ子を思わせ、気に食わない人間とは、口もきかないといったような方であったらしい。
アメリカに留学した事なども殆ど吹聴せず、淡々としてまた粋な所があった先生であった。
心よりご冥福をお祈りしたいと思う。