12月6日の第二回CFGシンポジウムは、大成功であった。
内容豊かで、充実したシンポジウムが、3部に分かれて計約7時間、開かれた。
お疲れの方もあったかもしれないが、私個人の感想では、7時間はあっという間に過ぎてしまった。
メインゲストは林建良さんと、永山秀樹さんであり、共同進行役は山村明義さんであった。
思いつくままに当日の発言者の興味深い点を、記録しておきたいと思う。
林建良さんの話の中では、シナ人の最高の好物が「赤ちゃんスープ」であるという話が最も衝撃的であった。
林さんが、淡々と「赤ちゃんスープ」と言った時は、背筋に寒気が走るような思いがした。
それは講演を聞いていた多くの人達にも共通した反応であった。
まるで、南極の寒風が会場を吹き抜けたように、会場の聴衆全員に寒気が走ったのであった。
永山秀樹さんは、「一つの中国(一中論)」が如何に間違いであるかについて、詳しく講義してくれた。
共同進行役の山村明義さんは、日本と台湾とシナの間の経済関係に絞り、お話をしてくださった。
特に日本と台湾の製造業が大変、厳しい立場にある現実を、鋭く指摘してくれた。
飛び入りゲストの宗像隆幸さん(『台湾建国』の著者)や、西村幸祐さん(激論ムック編集長)も加わり、シンポジウムを大いに盛り上げてくれた。
民主党の中における、おそらく唯一の明確な台湾独立支持の中津川博郷衆議院議員も約20分間ほど、話をしてくれた。
中津川さんは日本の国会議員として、李登輝元総統をノーベル平和賞の候補者として、推薦してくださるそうである。
大変、勇気づけられる発言であった。
この日のテーマは、「アジア無制限戦争」における台湾の地位であったが、シンポジウムを貫く基調音は、「シナ人とは何か」という疑問への回答でもあった。
この答えを知る為に、読んで欲しいのが、林建良さんの著作である『日本よ、こんな中国とつきあえるか?』である。
最も気軽に読めて、深い洞察に溢れているのが、この本である。
「医食同源」という言葉のもつ恐ろしい意味もこの本を読めば分かる。