国会が、本日解散され、いよいよ政界は総選挙に突入する。
世間では、自民党大敗と民主党政権誕生を予想する向きが大部分である。
しかし、自民党が勝利する道はまだ残っているように思う。
この場合の勝利の定義とは、自民党と公明党が合わせて衆議院の過半数を確保する事である。
今日は、総選挙における、自民党必勝法を麻生首相に伝授したい。
基本は、自民党の保守色を全面的に出し、民主党との違いをハッキリさせ、従来の自民党支持層をもう一度、結集する事である。
1. 麻生首相は、浜田防衛大臣を連れ、ただちにヘリコプターで尖閣列島に上陸する。
尖閣列島で記者会見を開き、同列島に自衛隊の基地を作ることを発表する。
尖閣列島近海におけるシナとの海底油田の共同開発を中止し、日本独自の海底油田の開発開始を宣言する。
これによって、麻生首相の強い国防意識を国民と世界に知らしめることができる。
2. 麻生首相は、靖国神社と伊勢神宮に参拝する。
伊勢神宮においては、自然の生態系の調和と共に生きることこそが日本文明の真髄であり、それを象徴するのが、伊勢神宮である、という旨の演説を行う。
つまり、伊勢神宮は今後の世界の真の環境運動の聖地となる場所である、と世界に向けて宣言する。
8月15日には、靖国神社に参拝し、麻生首相の信ずるところの日本の近現代史観を堂々と語ればよい。
大東亜戦争に関しても、首相の思うところを語れば、必ずや愛国心をもつ国民に訴えるはずである。
大東亜戦争において、日本は欧米の植民地主義をアジアから追放すべく奮闘した。
現在の日本は、シナの帝国主義植民地主義をアジアから一掃すべく、戦わなければならない。
麻生首相は、チベットやウイグルの問題を靖国神社から世界にアピールすべきである。
靖国神社へは出来れば、外国人と一緒に参拝すると良いだろう。
例えば、台湾の李登輝元総統や、イスラエルの元駐日大使のエリ・コーヘンさんなどに声をかければ、喜んで一緒に参拝してくれるだろう。
インドネシアのユドヨノ大統領も、首相の安部首相の靖国参拝は当然の事であると発言しているから、一緒に参拝してくれるかもしれない。
また、駐日各国大使に広く呼びかければ、多くの大使が一緒に参拝してくれるだろう。
靖国神社の「靖国」とは、「平和な国」という意味である。
8月15日に「平和のアピール」を世界に向けて、発信するのである。
靖国神社の中には、鎮霊社という、あらゆる戦争における全ての戦死者を慰霊するお社があるので、首相は本殿のみならず、鎮霊社にも必ずお参りすべきである。
なお、8月15日に靖国神社に参拝する前に、8月6日広島、8月9日長崎の原爆被害者慰霊祭にも参加し、世界の核兵器保有大国に核兵器全廃を要求することも重要である。
3. 次期自民党政権における、内閣の閣僚メンバーを事前に発表し、その約半分は女性とし、若手の大胆な起用も実現する。
これによって、新しい時代に対応した、新しい自民党をアピールする事が出来る。
小池百合子議員は、最近、反小泉色を強めているようだが、出来れば、副首相として入閣させるなどの約束をして、自民党の女性重視ぶりを強く印象付けると良いだろう。
4. 政府発行通貨や、永久国債(超長期国債)発行等の斬新な手段による経済復興策を作り、国民に大胆な経済改革を訴える。
これらの方策を用いれば、実質、年間3%以上の経済成長を実現することが可能であり、失業者を大幅に減らす事が出来る。
以上のような方針を打ち出し、行動すれば、先ず総選挙の主導権を麻生首相が握る事が出来る。
同時に、民主党の訴える、争点が見失われ、民主党側は完全な混乱に陥るであろう。
核兵器の全廃や、女性閣僚の多数の起用は、進歩的な政策であり、尖閣列島への自衛隊配備は保守的な政策である。
これらを同時に打ち出すことにより、民主党側は完全な混乱に陥り、麻生首相の訴える政策に対して、防戦一方になってしまう。
これによって、麻生首相は、選挙全体の主導権をつかむ事が出来る。
また、そうすることによって、従来の保守層の中核を呼び戻す事が出来る。
以上が、私が考えた現時点におけるベストと思われる麻生自民党必勝策である。
今までどおりの常識的な選挙をやれば、自民党は必ず大敗する。
これくらいに思い切った手を打たなければならない。
従来のタブーをかなぐり捨てて、NHKのJAPANデビュー捏造問題などについても、痛烈なる批判を麻生首相自身が展開すべきであろう。
今や、市中に活を求めるしかないのである。