20日午後1時からNHKのスタジオパーク前で、NHK捏造問題に抗議する集会が開かれた。
私もこの集会に参加し、1時半くらいから約5-6分間の、短いスピーチを行った。
JAPAN捏造番組を作った濱崎憲一ディレクターの「HIV/エイズと中国 感染者たちの挑戦 (寺子屋新書)
」と題する本を引用してお話をした。
この本は、NHKスペシャルで制作したテレビ番組の内容を新書版の本にしたもので、濱崎憲一ディレクターと同じくNHKの伊吹淳チーフプロデューサーの共著である。
この本の中で、濱崎氏は、シナのエイズ患者にいたく同情し、彼らがシナ社会の中で差別を受けながらも、力強く生き抜く姿に大変感動している。
おそらく、テレビ番組自身もそういった趣旨のもので、この本自体は特に批判すべき点は見当たらないように一見、思えるのである。
しかし、JAPANデビュー問題を知った後でこの本を読むと、濱崎ディレクターの偽善者ぶりに心の底から怒りが湧いてくるのを抑える事が出来ない。
この本の中で濱崎ディレクターは、社会的弱者に対する公正さを盛んに強調している。
以下、この本から引用する。
「その意味では、社会が弱者に対し、どのように向き合っているのか、という点が極めて重要になってくるように思う。」(P165)
「ひるがえって日本はどうだろうか。『階層化』が進む一方、豊かさに麻痺している社会が見えてくる。そこでは『社会的弱者』や『差別の対象になりがちな人々』に対する公正な向き合い方を問われる場や情報が、あまりにも乏しいのではないかと感じる。」(P166)
「その中に、『日本では差別や偏見が無関心によって見えなくされている』という感染者の声があった。『無関心』という言葉が胸に刺さった。」(P171)
「『感染者、患者への社会的偏見はあってはならない』と考える大多数の人間の一人として、これからもHIV/エイズを自分自身の問題として関心を持ち続けるという事、今、その事を改めて心に刻んでいる。」(P172)
(最後の2つの引用は、伊吹純チーフプロデューサーのものである。)
社会的弱者への差別や偏見は許されない。
社会的弱者や差別の対象になりがちな人々に対する社会的偏見はあってはならない。
と、堂々と訴えておきながら、一方で、台湾人やチベット人やウイグル人には社会的偏見を持ち、差別をするというのが、濱崎ディレクターに代表されるNHKの行き方なのであろう。
まったくの厚顔無恥としか言いようがない。
このような事について私のスピーチでは述べさせてもらった。
また、集会で集まってくれた人々に対して、なるべく「中国」という言葉は使わずに、「シナ」という言葉を使うようにお願いした。
私は、2000年(平成9年)に「シナ」という言葉を使った事を理由として麗澤大学を首になった人間である。
シナを「シナ」と呼んで首になったのは、世界の中でも私くらいしかいないのではないかと思う。
「中国」というのは、世界の中心の国であるという、美称である。
また、中華思想の表れでもある。
外国人に、中国という言葉を強要するのは、日本人が、外国人に対して、「日本」という言葉を使わずに、「神国日本と言え!」と強要するようなものである。
要するに、日本人に中国という言葉を使わせること自体が、シナの日本人に対する洗脳工作の一環なのである。
だから、中国という言葉を使わずに、「シナ」という言葉を使っていただきたい。
このようにもお願いしてきた。
※ 当日の抗議集会の様子は以下の動画にてご覧ください。
1/4【NHKの大罪】7.20山手線ぐるぐる祭り?街頭宣伝活動
2/4【NHKの大罪】7.20山手線ぐるぐる祭り?リレートーク集会
3/4【NHKの大罪】7.20山手線ぐるぐる祭り?アピール行動
4/4【NHKの大罪】7.20山手線ぐるぐる祭り?総括と今後の方針