4月21日(火)、昼12時から13時半、大阪の名門、社交倶楽部、清交社にて講演。
演題は、『ドンと来い!大恐慌 ― 大不況の進展と日本の対策 』。
清交社は大正12年創立の京阪神地区の政財界人と文化人の社交倶楽部である。
東京で、福沢諭吉が創立した交詢社の流れをくんで、関西で設立された。
場所はANAクラウンプラザホテル24階の1フロアを占有している。
会員の方々の年齢層は高いようだが、大変熱心に講演を聴いてくださった。
会員の中に、私の本の昔からのFANの方がいらっしゃって、その方が私を推薦してくれて、講演会が実現したようである。
直接の紹介は、外交評論家の加瀬英明先生がその労を取ってくださった。
持っていった本『ドンと来い!大恐慌』は即、完売し、
『さらに!ドンと来い!大恐慌 DVDスペシャル』も売れて、大変充実した講演会であった。
本日の講演の内容は、
拙著『ドンと来い!大恐慌』に沿ったもので、今回の世界金融恐慌発生のメカニズムについて話し、
また、日本には、この世界的大不況をチャンスに変える底力があることを力説した。
日本人の底力について、同感してくださる方々が多かったのは大変、嬉しかった。
本日はまた、講演の一番最後に、今、共著で執筆中の永久国債についての話しを話した。
大不況から脱出し、日本経済を拡大基調にもってゆく為の起爆剤としては、政府発行通貨と同様に、永久国債が大きな役割を果たすものと確信している。
永久国債ではないが、薩摩藩は藩財政の建て直しの為に、『250年債』を発行した事がある。
このときの責任者が、調所笑左衛門(ずしょしょうざえもん)という人で、この人の子孫である、調所一郎さんは私の友人である。
調所さんも共著者の一人として、今、永久債に関する本の執筆をすすめている。
この話しには、本日の清交社の御聴衆の方々も身を乗り出して、大いに興味を示してくださったのは大変励みになった。
この、永久国債の件については、また後日、お話させていただきたいと思う。