4月5日、北朝鮮が、日本列島を越えて、また、ミサイル実験をやってくれた。
実行には実行を以って報いるのが、国際政治の世界のルールであり、常識である。
“国際政治の常識”からして、日本が取るべき、“ひかえめな方策”は、日本から北朝鮮上空を通過し、黄海に着弾するミサイルの発射実験を行う事である。
これで自体はeven(対)になる。
ところが、残念ながら、我が自衛隊にはこれだけの射程距離をもつミサイルはない筈だ。
要するに、日本には平壌や北京や上海に届くミサイルはないのである。
これではまともな外交ができる訳がない。
外交は力を背景に、国益の為に行なう脅迫行為であろう。
北の露骨な恫喝外交には、恫喝を以って応えるのが外交であり、祝砲には祝砲を以って応えるのが国際儀礼である。