4月7日から4月8日、メキシコ→ 成田路線のJAL011機内で、この映画を見た。
よい映画だ。お勧めです。
私は見終わって、ニクソンとフロストの両方の人間が好きになった。
ニクソンは、ウォーター・ゲート事件で辞任を余儀なくされた有名なアメリカ大統領。
フロストは、プレイボーイ(遊び人)のTV司会者。
フロストが辞任後のニクソンに、TVインタヴューで鋭く迫るという内容。
アメリカ政治に興味のない人が見ても、面白いヒューマン・ストーリーに仕上がっている。
ニクソンも、フロストも、勤労者階級から頑張って這い上がろうとした戦う人間である。
イギリスや、アメリカの階級社会=競争社会の過酷さが、この映画のバックグラウンドにはある。
ニクソンのような人間、フロストのような人間を、使い捨てにしてゆくエスタブリッシュメント(既成支配層)の非常さ、それを憎むような気持ちで、この映画を見終わった。