今、アメリカのFRBと、政府当局は、アメリカの銀行のトリアージュ(triage;フランス語で『選別』の意味)を行っている。
つまり、
1. 生き延びられる銀行
2. 生き延びられない銀行
3. 政府の援助があれば生き延びられる銀行
その3つに全ての銀行を分類している。
勿論、生き延びられる銀行は、問題がない。
生き延びられないと判定された銀行は、見捨てられる。
援助があれば、サバイバルできると思われる銀行には、政府の資金が投入される。
シティ・グループが生き延びられるかどうかは?未だ明らかではない。
ブッシュ・シニアの側近を務めたジェームズ・ベーカー元国務長官が、「潰れる銀行ははやく潰せ」
と、提言している。
つまり、「生きているのか?死んでいるのか?分からないようなゾンビのような銀行は、早く潰してしまえ」、
という主張である。
今、アメリカ金融業界全体が、トリアージュ(生死の選別)の試練に立ち向かっている。