国境ある経済の復活: 世界貿易戦争で敗北する中国とドイツ

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徳間書店
1,620円
269ページ
出版社:徳間書店 (2018/8/29)
ISBN-10: 4198646791
ISBN-13: 978-4198646790
発売日: 2018/8/29

まえがき

「国境ある経済」が復活し、「国家の再建」が進む時代
2018年7月に国際的な権力構造が大転換した
日本は憲法9条を改正し、日米同盟強化で未来を拓く

第1章 米中貿易戦争が始まった!

世界覇権を狙う中国の野望にやっと米国が気付いた
米中経済戦争の火蓋が切って落とされた
米中経済戦争に右往左往せず日本は内需拡大路線をとれ
米国債の売り崩しはできない
中国の対米投資を大幅規制
海航集団会長がフランスで不審死
鉄鋼とアルミへの輸入制限の意味するもの
知的財産権の確立と国内製造業の復活を目指すトランプ政権
ZTEとファーウェイの危険性がようやく米国外にも広がる
2018年、対中強硬派ピーター・ナヴァロの再登場
自由貿易を歪めている中国のやり口
アメリカ経済第一主義というトランプのプラグマティズム
南シナ海で高まる米中の軍事的緊張
台湾独立を支持するトランプ政権
マティス米国防長官、南シナ海の軍事拠点化を批判
日本も参加すべき南シナ海における「航行の自由」作戦
習近平、終身国家主席で独裁体制完成へ
中華人民共和国はアパルトヘイト国家である
買収されたCIA職員
フェイスブックは親中派企業
魂を売り渡したアップルと超高度AI監視社会化する中国

第2章 核武装した統一朝鮮の誕生?

米朝首脳会談はトランプの大勝利
北朝鮮は交渉を長引かせればご褒美はもらえない
朝鮮半島の統一をアメリカは認め、韓国から米軍は撤退する
米朝間で基本的なギブ&テイクが成立した
米朝首脳会談の成果を勘違いした人たち
米朝サミットの本質とは何か
国民国家を破壊しようとするボーダーレス経済推進派
アメリカの北朝鮮攻撃の可能性はまだ残っている
拉致被害者は憲法9条の被害者である
米朝交渉を早く終わらせてアメリカは中国との対決を急ぐ
威信回復に必死の習近平

第3章 北朝鮮に飲み込まれる韓国

北朝鮮の五輪参加というエサに食いついた韓国
慰安婦合意を破棄した文在寅政権
北朝鮮主導で加速する朝鮮半島統一
南北首脳会談で北のシナリオに乗せられた韓国
全滅した韓国の親米勢力

第4章 米国における日本核武装容認論の衝撃

アメリカで広がる日本核武装推進論
日本が核武装すれば世界が安全になる
筆者(藤井厳喜)とシン氏、エルドリッチ氏の「日本核武装」論
不安定な多極化に向かう世界
ブキャナン氏の日韓核武装推進論

第5章 イラン核合意破棄は北朝鮮の非核化と連動

イラン核合意からの離脱の真意は核ドミノの防止
サウジアラムコの上場は目標額に届かず
イランと北朝鮮は核ミサイル開発で協力関係にある
イランの核問題でも暗躍する中国
米大使館のエルサレム移転は問題なし
中東和平に匍匐前進するイスラエル

第6章 衰退する「グローバリズム=タックスヘイブン」擁護派

反トランプ・クーデターを支える無国籍富裕層と英国旧植民地利権派
無国籍富裕層と英国旧植民地利権が結びついたタックスヘイブン擁護派
2016年米大統領選挙と第二次世界大戦の類似性
ルーズベルトとチャーチルとスターリンという三悪人
英国旧植民地利権派に近づく中国共産党
チャーチルとクリントンの奇妙な関係
「ディープ・ステイト」を代表するモラー特別検察官
完全に行き詰まったディープ・ステイトの謀略
無国籍富裕層はなぜ原発推進派なのか
アメリカ国内に残されたタックスヘイブンへの規制強化
日本も国際税務情報の共有に参加
テロ対策から始まったタックスヘイブン規制
ドッド・フランク法の見直し法案成立

第7章 脱原発に向けて動き始めた世界

エネルギー分野では、原発の退潮が明らかに
アメリカ国内でも衰退する原発産業
日立は東芝の二の舞いを避けられるか
堂々と誤報を掲載した日本経済新聞
脱原発に生き残りを賭けた仏アルストーム

第8章 ユーロは崩壊過程に入った

EUを弱体化させてきたメルケルの難民政策
中毒状態に陥った中独関係
中国共産党に侵されるドイツ産業界
ドイツ経済を食い潰す中国企業
ドラギECB総裁の後任はバイトマン独連銀総裁が有力
空中分解寸前のイギリスのメイ内閣
日仏防衛協力でチャイナの海洋進出を牽制
イタリアのEUとドイツに対する戦いが本格化
五つ星と同盟の連立協議を一度は拒否したマッタレッラ大統領
高く評価されたサルビニの指導力
5月18日の同盟と五つ星の政策合意
同盟による政府発行通貨の試み
6年半ぶりの政権交代でスペインのサンチェス新政権が誕生

あとがき 270

OL_02Bu2018藤井厳喜注文書

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